記事内に広告が含まれている場合があります

タンクバッグ、リュック、シートバッグ…8種類のバイクバッグを比較

ツーリングノウハウ

バイク用のバッグには様々な種類がありますよね。

タンクバッグ、リュックサック、シートバッグ、サイドバッグ、ウエストバッグ、ショルダーバッグ、ヒップバッグ、リアボックス、レッグバッグなどなど。。

そこで今回は全8種類のバッグの特徴を比較し、それぞれのメリットデメリットをまとめていきます。

スポンサーリンク

8種類のバイク用バッグのメリット&デメリット

リュックサック

バイク用バッグでもっとも利用者が多いのがリュックサックではないでしょうか。

バイク以外の日常生活でも使っている人は多く、バイク専用のリュックでなくても使用できます。

たとえば上の画像のリュックは人気アウトドアメーカー「コールマン」のリュックでボクも愛用しています。多機能で使い勝手がよく、ツーリング時にもなかなか便利なバッグです。

リュックのメリット

リュックサックは元々持っている人が多いため、新たに買う必要がないというのがまずメリットですね。

とくにバイクの免許をとってすぐの人の場合、ほかにも買うべき物がたくさんあるので、バッグはとりあえず手元にあるリュックサックを使う、というのは全然ありです。

2つ目のメリットは取り付けの手間がかからないということ。

リュックサックは背中に背負うだけなので、バイクに取り付けたりする必要がなく、面倒さが全くありません。

実際ボクも準備の楽さからリュックを背負ってツーリングに行くことは多いです。

3つ目のメリットは容量の大きさです。

リュックは物にもよりますがだいたい20リットル~30リットルほど荷物が入ります。

これだけの荷物が入ればよっぽど大きな荷物(たとえばキャンプ道具とか)がない限り、まず困ることはないでしょう。

リュックのメリット
  • 新たに購入する必要がない
  • 取り付けの手間がかからない
  • 容量が大きい

リュックのデメリット

リュックの最大のデメリットは肩が凝ることです。

リュックは背中に背負うものなのでどうしても肩こりや疲労感が出やすくなります。

特に長距離のツーリングや荷物が多い時などはそれだけ体への負担も増加します。

リュックのデメリット
  • 肩こりや疲労感が出やすい

タンクバッグ

タンクバッグとはバイクのガソリンタンクに載せるバッグです。

装着方法としてはマグネットや吸盤で貼り付けるタイプが一般的ですね。

タンクバッグのメリット

タンクバッグの1つ目のメリットは体への負担がないということです。

タンクバッグはバイクに装着するのでライダーの体は身軽になります。

2つ目のメリットは装着が楽ということです。

タンクバッグはマグネットや吸盤で貼り付けるだけなのでほんの数秒で取り付けが完了します。

また取り外しも同様に引っ張るだけなので数秒で済みます。

3つ目のメリットは荷物の取り出しがしやすいことです。

タンクの上という非常に手の届きやすいところにあるため、

たとえば

  • 高速料金所でのスムーズな支払い
  • 信号停止中での水分補給
  • 地図を見る

といったことができます。

タンクバッグのメリット
  • 体への負担がない
  • 装着が楽
  • 荷物の取り出しがしやすい

タンクバッグのデメリット

タンクバッグのデメリットのひとつはバイクの見た目が変わってしまうということです。

ガソリンタンクの上という非常に目立つ場所にあるため、バイクの見た目に大きな影響を与えがちです。

ただその見た目が悪いかどうかは、バッグの形状やバイクとの相性、個人の好みの問題もあるので一概に見た目が悪くなるとはいえません。

もうひとつのデメリットは容量が小さいということです。

タンクバッグの多くは2リットル~10リットル程度とあまり多くの物は入りません。

最低限のものは入りますが、大きなお土産を買ったり、何泊もするようなツーリングになると容量不足を感じることになるでしょう。

物によっては20リットル以上入るようなタンクバッグもありますが、その分見た目への影響は大きくなります。僕個人的にはタンクバッグは小さい物の方が見た目的にgoodかな?と思っています。

タンクバッグのデメリット
  • バイクの見た目が大きく変わる
  • 容量が小さいものが多い

シートバッグ

シートバッグとはバイクの後ろ(リアシート)に載せるバッグのことです。

容量が大きいのが特徴。

シートバッグのメリット

シートバッグの一番のメリットは容量の大きさですね。

たとえばAmazonで人気のシートバッグ「キャンピングシートバッグ2」だとなんと75リットルもの容量があります。これだけ入れば荷物の多いキャンプツーリングなどでも安心ですよね。

ボクは同じメーカーでこれより少し小さめの「フィールドシートバッグ」というシートバッグをもっているのですが、これも最大59リットルもの容量があり、キャンプツーリングや数日にわたるロングツーリングではこれを愛用しています。

また、シートバッグはタンクバッグ同様、バイクに装着するため体への負担がありません。

これら二つの理由からロングツーリング、キャンプツーリングには最適なバッグだと思います。

あと、見た目が何となく「旅してる感」があってかっこいい、っていうのもちょっとしたメリットです。

シートバッグのメリット
  • 容量が大きい
  • 体への負担がない
  • 「旅してる感」が出る

シートバッグのデメリット

シートバッグの一番のデメリットは装着がちょっとめんどくさいことですね。

落ちないようにリアシートにしっかり固定するには少しだけ時間がかかります。といっても5分~15分ほどあれば終わるとは思いますが(早い人はもっと早いかも?)、この数分の手間がけっこうめんどくさいんですよね。。

なのでめんどくさがりなボクの場合だと、結局リュックなど装着が楽なものでツーリングに出かけるということも多いです。

あとサイズが大きいので、降りてから持ち運ぶのもちょっとだけ大変です。

シートバッグのデメリット
  • 装着が面倒
  • 持ち運びが少し疲れる

ショルダーバッグ(ボディバッグ)

ショルダーバッグは街中でもよく見かける肩からぶら下げるバッグです。
ボディバッグと呼ばれることもあります。

ショルダーバッグとボディバッグの違いは、一般的には「肩ひもが長い」のがショルダーバッグ、「肩ひもが短く体に密着する」のがボディバッグと分けられることが多いですが、とくに明確な定義がある訳ではないようです。

ショルダーバッグのメリット

ショルダーバッグもリュック同様、もともと持っている人が多いので新たに買う必要はありません。もちろん取り付けも必要なし。

また、おしゃれなデザインの物が多いのでバイクから降りた後の街中でも使用しやすいでしょう。

ショルダーバッグのメリット
  • 元々持っている人が多い
  • 取り付けの必要なし
  • オシャレなデザインのものが多い

ショルダーバッグのデメリット

一般的なショルダーバッグは走行中、風でけっこうあおられます。近所の街中を低速で走る分にはあまり問題ないかもしれませんが、高速走行やツーリングには向いていないでしょう。

また、最悪ヒモがひっかかったり、肩から落ちるなどの危険もあります。

ショルダーバッグを着用したい場合はバイク用品メーカーから発売されているバイク用ショルダーバッグがいいでしょう。バイク用のものなら走行中にズレない工夫がしてある可能性が高いです。

ただ、どちらのショルダーバッグも肩こりを引き起こすというデメリットはあります。
また容量もそれほど多くありません。

ショルダーバッグのデメリット
  • バイク専用のもの以外は危険
  • 肩こりの原因になる
  • 容量が少ない

ウエストバッグ(ウエストポーチ、ヒップバッグ)

ウエストバッグとはその名の通り、腰に巻き付けるタイプのバッグです。
ウエストポーチと呼ばれることもあります。

ヒップバッグと呼ばれるものもありますがその境界はあいまいです。。

ウエストバッグのメリット

ウエストバッグは腰に巻き付けるため、体への負担は小さく、肩こりや首の疲れは発生しづらいです。

また装着も腰に巻くだけなので楽です。

ウエストバッグのメリット
  • 装着が楽
  • 体への負担は少ない

ウエストバッグのデメリット

ウエストバッグは人や物によってはおじさん感が増すこともあります。

またあまり多くの荷物は入りません。

ウエストバッグのデメリット
  • 人や物によってはおじさんっぽさが増す?
  • あまり多くのものは入らない

サイドバッグ

サイドバッグとはバイクの横に装着するバッグです。

基本的にはつけっぱなしでOK。

サイドバッグのメリット

サイドバッグのメリットは一回つけてしまえばあとはつけっぱなしで大丈夫なところです。

降りるたびに取り外したりする手間がありません。

つまり、一度装着した後はバイクに荷物を入れるスペースが常にあるということ。スクーターを除いたほとんどのバイクは荷物入れがついていないので、これがあるとないのでは大違いです。

ボクの愛車(VT400S)にもサイドバッグがついていますが、コンビニで買い物をした時や、雨具や工具などを入れるのに役立っています。

また、他のバッグとの併用がしやすいのも特徴ですね。

サイドバッグのメリット
  • 一度つけたらつけっぱなしでOK
  • ちょっとした買い物などに便利
  • 他のバッグとの併用も可能

サイドバッグのデメリット

サイドバッグは最初の取り付けがめんどくさいです。

僕のバイクは中古で買ったのですが、最初からサイドバッグ用のステーがついていたので取り付けは簡単でした。しかし始めからステーを購入・取り付けするとなるとけっこうめんどくさい作業になるでしょう。

ただし上で述べたように一回つけてさえしまえば、あとはホントに便利なのでサイドバッグはかなりおすすめのバッグです。

また、サイドバッグは基本的に外して持ち歩くということはしないので、他に持ち歩けるバッグは持っておいた方がいいでしょう。

サイドバッグのデメリット
  • 最初の取り付けがめんどくさい
  • 基本的に持ち歩くことはない

リアボックス

リアボックスとはバイクの後ろに取り付けるボックス型の荷物入れです。

リアボックスのメリット

リアボックスのメリットはサイドバッグ同様、一度取り付けてしまえば楽なところですね。

さらにサイドバッグと違うのはカギがかけられる点と雨に強いところです。

リアボックスにはカギがついているので、盗難の心配が少なくなります(ただし絶対安全というわけではないので、貴重品は手に持って行くのが無難です)

また、ケース素材なので雨に対してはかなり強いです。

あとはある程度大きな荷物が入るのもリアボックスの特徴。

サイドバッグも左右両方につければ結構な量の荷物を入れられますが、左右に分散されるので1個の荷物自体が大きい場合(例えばヘルメットなど)はサイドバッグだと入りません。

リアボックスのメリット
  • 一度つけたらあとは楽
  • 鍵がついている
  • 雨に強い
  • 容量が大きい

リアボックスのデメリット

リアボックスのデメリットはなんといっても見た目ですね。

存在感がかなりあるのでバイク全体の見た目を大きく変えます。

逆にこの見た目が気にならない人ならリアボックスはかなり優秀な荷物入れと言えるでしょう。

リアボックスのデメリット
  • バイク全体の見た目が大きく変わる

レッグバッグ(ホルスターバッグ)

最後に紹介するのがレッグバッグです。ホルスターバッグとも呼ばれますね。
中でもとくに小さいのものはメディスンバッグやシザーバッグと呼ばれることも。。

ウエストバッグよりももうちょい下の脚の付け根辺りに位置するバッグです。

レッグバッグのメリット

レッグバッグはあまり目立たない位置につけられるのでライダーのファッションを崩しません。カバンがあまり似合わない傾向がある「革ジャン」もこれなら合わせやすいと思います。

また取り付けも腰あたりに巻くだけなのでかんたんです。

レッグバッグのメリット
  • 目立たないのでファッションが崩れない
  • 革ジャンにも似合う
  • 装着がかんたん

レッグバッグのデメリット

レッグバッグはファッションを崩さない代わりに荷物が少ししか入りません。

財布やスマホなどのほんの小物ぐらいしか入れられないので、荷物が多い時は他のバッグと組み合わせて使用するのが良いでしょう。

レッグバッグのデメリット
  • 荷物が少ししか入らない

バイク用バッグの特徴をまとめた表

上で紹介したバイク用バッグのメリット&デメリットを表にまとめました。

容量見た目体への負担装着の楽さ
リュック☆☆☆☆☆☆☆あり☆☆☆☆☆
タンクバッグ☆☆☆☆なし☆☆☆☆
シートバッグ☆☆☆☆☆☆☆☆☆なし☆☆
ショルダーバッグ☆☆☆☆☆☆あり☆☆☆☆☆
ウエストバッグ☆☆☆☆ほぼなし☆☆☆☆☆
サイドバッグ☆☆☆☆☆☆なし初回のみ☆
リアボックス☆☆☆☆☆☆なし初回のみ☆
レッグバッグ☆☆☆☆ほぼなし☆☆☆☆☆

※上はあくまでも目安です。同じ種類のバッグでも商品によって個人差があります。

まとめ

以上、全8種類のバイク用バッグのメリットとデメリットをまとめました。

どのバッグも長所・短所があるので自分の目的にあったバッグを選びましょう。