冬になるとバイクを冬眠させるという人も多いのではないでしょうか。
もしもあなたが日本海側や北海道などの雪国に住んでいるなら仕方ないですが、そうではなく
「寒いから乗らない」
という理由からバイクを冬眠させているならばそれは非常にもったいないです。
そんなこといったって冬は寒くてつらいよ
確かにバイクは走行風をもろに浴びるので冬にバイクに乗るのは辛いというイメージがあるかもしれません。しかしこの寒さはぶっちゃけ装備次第でどうにでもなります(装備に関しては後で紹介します)
そしてなによりも冬のツーリングにはその他の季節にはないたくさんの魅力があります。
そこで今回は冬のツーリングの7つの魅力を紹介していきます。
バイクを冬眠なんてさせない!冬ツーリングの7つのメリット
冬のツーリングは実は全く寒くない
冬のツーリングは実は全く寒くありません。
冬のツーリングが寒くないわけないじゃん!
いや、ホントに全く寒くないんです。実際ボクは冬でもほぼ毎週、長距離のツーリングに行っていますが寒さを全く感じません。というのも、あるアイテムを使用すればという条件付きですが。
そのアイテムとはずばり「電熱ウェア」です。
電熱ウェアっていうのは電気の力で温まる服のことで、最近はこれを着ているライダーも多いですね。そのあたたかさは他の防寒アイテムとは一線を画す圧倒的なあたたかさで、もはやこれなしでは冬ツーリングは無理!って感じです。
シバショー(筆者)はいつも電熱着てるもんね
電熱ウェアにはバイクの車体から電源を取るタイプとモバイルバッテリーから電源を取るタイプの2種類があります。
車体から電源を取るタイプはとにかくあたたかく、まるでコタツに入りながら運転しているかのような温かさを体験できますね。
一方モバイルバッテリータイプは温かさでは車体から電源を取るタイプに劣りますが、バイクから降りても使える、取り付けが必要ない、購入費が安い、といったメリットがあります。
ボクが今使用している電熱ウェアは「ヒートマスターインナージャケット3.5AMP」という商品なのですが、冬のツーリング中にソフトクリームを食べても全然余裕なぐらいの暖かさを体感しています。
アイス食べた直後は寒かったけどバイク乗って電熱つけたら余裕でした😗
今日は曇りでなんとなく気分が乗らないから早めの切り上げ!
走行距離70kmのプチツーリングでした pic.twitter.com/UeZmoihaw1— シバショー (@shibasho0) 2019年12月9日
ちなみにこの電熱ウェアは「強・中・弱」の3段階の熱さに設定できるのですが、気温5℃でも中~弱で十分でしたね。詳しいレポートは下の記事に書いてあります。
虫がほとんどいない
冬のツーリングでは虫がほとんどいません。
なのでボクのように虫嫌いな人でも、夏に行くと虫が多い「キャンプ場」や「自然豊かな公園」などに行ってのんびり過ごせます。
また「走行中に突然虫がぶつかってくる」ということも冬ツーリングではほとんどありません。
人が少なくなる
冬になって少なくなるのは虫だけではありません。
「寒い」という理由から人も少なくなります。
公園などは人が減って静かになるし、夏には混雑していた海沿いなんかも冬だとかなり走りやすくなります。あるいは人の少なくなった海でボーっとするというのも静かな冬ならではの楽しみです。
人のいない落ち着いた場所でひとりまったりするのもいいよね
温泉が最高に気持ちいい
冬ツーリングの醍醐味といえばやっぱり温泉。
冬の温泉は最高に気持ちがいいです!温泉はやっぱり寒くなるほど気持ちよさが増すんですよね。
冬は温泉のベストシーズンと言ってもいいでしょう。
中でもとくにおすすめなのは露天風呂がある温泉ですね。
外との温度差でこれがもうたまらんのですよ。。
他の季節とは違った景色が見られる
冬ツーリングでは冬特有の景色を楽しむことができます。
冬は空気が澄んでいるため、他の季節よりも景色がきれいです。
また、他の季節には葉が生い茂っていた木も、冬には葉が落ちていて、他のシーズンでは見れなかった新たな景色が楽しめます。
温かいものの美味しさがグーンと上がる
寒い時期になると、おでんやラーメンなど温かい食べ物がよりおいしく感じられますよね。
また食べ物だけでなく、あったかいココアやコーヒーなどのホット系の飲み物も、この季節だといっそう楽しめるのではないでしょうか(コーヒーに関しては個人的に苦手なのでわかりませんが。。)
雨が少ない
冬の時期は他の季節に比べ雨の降る回数が少ないです。
上のグラフを見ると、12月、1月、2月は雨の降る量が少ないのがわかると思います。
雨といったらライダーにとって大敵ですから、雨が少ないというのはとてもありがたいことですね。
ただし、いったん雨が降ってしまうと、路面凍結や最悪だと雪になってしまう可能性もあるので、他の季節の雨よりもタチが悪いです。
冬ツーリングのデメリット
ここまで冬ツーリングの魅力を語ってきましたが、逆にデメリットもあります。
行ける場所が少なくなる
冬ツーリングの最大のデメリットがこれですね。
冬は路面凍結や雪の影響があるので、行ける場所がかなり限られてきます。
とくに峠や山の方は雪が積もりやすかったり、路面が凍結しやすい傾向があるので、冬にツーリングで行ける場所は平地や海沿いばかりになります。
そうなってくるとルートもマンネリ化してしまうのでこれはけっこう大きなデメリットですね。
装備が弱いと寒い
バイクに乗っている時は走行風によって体感温度が10℃以上も下がるとも言われるので、上で述べたように電熱ウェアをはじめとした強力な装備をしないとやはり寒いです。
ただ逆にちゃんとした装備さえすれば、寒さに関しては全く問題がないどころか、むしろ快適に走りやすい季節といってもいいと思います。
まとめ:バイクは冬眠しなくていい(雪国を除いて)
もう一度おさらいすると、冬のツーリングには
- 実は寒くなくてむしろ快適
- 虫が少ない
- 人も少ない
- 温泉が気持ちいい
- 温かいものがウマい
- 景色がきれい
- 雨が少ない
というメリットがあります。
路面凍結や雪の影響でたしかに走れる場所は限られてきますが、それでも上のようなメリットがあるのだから、冬眠させるというのは非常にもったいないと思います。
しっかりした装備さえすれば、冬のツーリングは他の季節にはない魅力がたくさん詰まったものです。
「冬は寒いからバイクは冬眠させてる」
という人も、装備を強化し、冬ツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。