バイクのスマホナビアプリってたくさんあって、どれが一番いいのか迷いますよね。
そこで今回は多くのナビアプリの中から人気のナビアプリ5つを実際に使って比較してみました。
5つのバイクナビアプリを比較
今回比較したのは↓の5つのスマホナビアプリです。
- iPhone純正マップ
- トヨタカーナビ
- グーグルマップ
- ツーリングサポーター
- ヤフーカーナビ
それでは順番に見ていきましょう。
iPhone純正マップ
まず一番初めに紹介するのはiPhoneに最初から入ってる「純正マップ」。
結論から言うとあまりオススメできません。
おすすめできない理由の一つが「地図がコロコロ回転する」ことです。
ナビには「常に進行方向を画面上側に向けるタイプ」のナビと「常に北が上側になるタイプ」とがありますが、純正マップは前者のタイプです。
このタイプのナビって”自分がどの方角に走ってるか”が分かりづらいから好きじゃないんですよね。
他のナビアプリだとナビタイプの選択ができることが多いのですが、純正ナビでは「地図コロコロ回転タイプ」から変更ができません。
そしてナビの表示がおかしいことも多々あります。
たとえば↓の画像を見てください。
「○○m先をまっすぐ」っていう指示を出してるんですよね。
・・・いや、まっすぐならそこ指示出さなくていいじゃん。
曲がるところだけ教えてくれよ、、って思います。
ほかにも真っすぐ行くはずなのに「右折レーンに入れ」っていってきたり、けっこういろいろヒドイ指示を出してきますね。。
TCスマホナビ
続いて紹介するのはトヨタのナビアプリ「TCスマホナビ」です。
※追記 2021年3月にTCスマホナビは終了し、moviLinkに名称が変わりました。以下はTCスマホナビを使用したときの感想なので、moviLinkとは少し仕様が違います。
「複雑な交差点での地図拡大」や「トヨタ独自の渋滞回避ルート案内」など、ナビとして便利な機能はそろっています。
ただこのナビもたまに変な指示を出してくることがあるんですよね。
どう見ても真っすぐ行く道を「左斜め前に左折してください」って指示したり、突然右折を指示してきたりなど、TCスマホナビを信用してたら痛い目に合いました。
また「検索機能」が弱いのもナビとしては致命的。
施設名で検索しても一発で出てこないことが多いので、いちいち地図上で目的地を探す必要があることが多いです。
あと少し気になるのがアプリの起動時間。
アプリを立ち上げてから位置情報の取得にちょっと時間がかかります。
あるいは立ち上がってすぐに目的地を入力するとアプリが落ちてしまうことも。。
グーグルマップ
グーグルマップはクセが強いナビではありますが、ほかのナビにない優れた点もいくつかあります。
グーグルマップの機能の中でもとりわけ優秀なのが「渋滞情報」。
ほかのナビアプリにも渋滞情報はついているのですが、グーグルマップとは精度が全然違います。
断然Googleマップの方が実際の渋滞状況を正確に表していますね。
また、大きな国道を優先するほかのナビに対し、グーグルマップは細い道だろうが農道だろうがガンガン案内してくれます。
これに関しては人によって好みがわかれるところだとは思いますが、細い道も苦にしないバイク乗りの我々にとっては、こういった道を案内してくれたほうが楽しかったりすることが多いです。
そして「施設情報」の量はもはや圧倒的。
タップ一つで見れる大量の口コミは、目的地を決定するのにこれ以上ないほど参考になります。
ただし、車線案内がなかったり、曲がる場所がわかりづらかったりなど、ナビとしては若干雑なところもあるので安心感でいったらイマイチな面も。。
ヤフーカーナビ
続いて紹介するのは「ヤフーカーナビ」
無料ナビの中ではこれが一番安心感が高いです。
迷わず安全に目的地にたどりつきたいなら、とりあえずヤフーカーナビを使っておけば間違いないでしょう。
ただし大きな国道ばかり案内する傾向があり、渋滞にひっかかりやすかったり、道が単調でつまらなかったりというデメリットはあります。
また渋滞の予測が甘いのか、たいてい到着予想時刻よりも実際の到着時間は遅くなります。。
ツーリングサポーター
ツーリングサポーターは月額400円の有料ナビアプリです。
「ナビタイム」っていう定番人気ナビアプリのバイク版ですね。
有料というと抵抗がある人もいるかもしれませんが、その分かなり多機能です。
↓はツーリングサポーターの主な機能
- 交差点での拡大図
- ツーリングロード紹介
- 細道通行のON・OFF
- 6時間先まで予測できる雨雲レーダー
- 走ったルートを記録する”走行ログ”
- 速度取り締まり地点の警告
- 二輪通行規制に対応
- メンテナンス記録
- VICSの渋滞情報を考慮したルート作成
- ガソリンスタンド(料金付き)表示機能
とくに「二輪通行規制に対応」はバイク専用ナビならではの嬉しい機能。
「125㏄以下は通行不能」とか「○○㏄以上のみ走行可能」っていう理不尽な道はけっこういたる所にありますが、一般的なナビじゃそこまで対応していません。
標識を見て初めて「バイク通行禁止じゃん!」って気づくこともしばしば。
ツーリングサポーターでは排気量ごとに適したルートを案内してくれるので、「バイク通行禁止」の標識におびえることなくツーリングを楽しめます。
また、複雑な交差点でのレーンガイドや拡大図の表示など、とても親切な案内をしてくれるので、初めて行く土地でも安心して運転することができます。
さらに、交通状況の変化に応じて新たなルートを提案(リルート機能)したり、速度取り締まり区間が近くなると音声アナウンスしてくれたりと、地味に役立つ機能がてんこもり。
他にもたくさんの機能があるんですが、ちょっと長くなっちゃうんで別の記事でまた話します。
ま、とにかく400円出す価値は十分あるオススメのバイク用ナビアプリですよ。
5つのスマホナビアプリを比較した表
5つのスマホナビアプリを比較したものを表にするとこんな感じです↓
安心度 | 到着時刻予測 | 価格 | おすすめ度 | |
純正ナビ | 早め | 無料 | ||
TCスマホナビ | やや遅め | 無料 | ||
グーグルマップ | やや早め | 無料 | ||
ヤフーカーナビ | 早め | 無料 | ||
ツーリングサポーター | ふつう | 月400円 |
全体的な傾向として、到着予定時刻は目的地までの距離が長いほど、実際の到着時刻よりも早くなってしまう傾向があります。
とくにヤフーとアップル純正ナビは渋滞による遅れをほとんど計算できてないので、到着時間予測がかなり早く出てしまいますね。
結局バイク乗りにおすすめのナビアプリってどれなのさ?
以上を踏まえると、バイク乗りにおすすめのナビアプリは
- 無料で安心して走りたい→ヤフーカーナビ
- とにかく早く到着する道を走りたい→グーグルマップ
- 有料でもいいから多機能なナビがいい→ツーリングサポーター
って感じになります^^
なお、「一度走ったルートを振り返りたい」という人は↓の記事がおススメです。