バイクの教習には7つの課題がありましたよね。
- 一本橋
- スラローム
- 急制動
- S字クランク
- L字クランク
- 坂道発進
- 波状路(大型のみ)
「でもこれ実際のところ公道で役に立つの?」
っていう疑問は昔からちょいちょい感じてました。
そこで今回は、これらの教習課題が、実際に公道を走るうえでどんな形で役に立っているかを実体験をもとに考えてみました。
バイクの教習課題はどんな意味があるのか?
それでは7つの課題をひとつずつ見ていきます。
一本橋
苦手な人も多いといわれる一本橋。
細い台の上を低速でわたるってヤツですね。
ちなみにボクは一本橋はけっこう得意で、
失敗した経験はほとんどありませんでした^^
そんな一本橋ですが、公道を走るうえではどんな風に役立っているのでしょうか?
ボクが一本橋の経験が役に立ったと思ったのは以下の2つ
- すり抜け時
- 渋滞時
すり抜けってのは車の横の狭いスペースを走るわけだから、フラフラしていたら車にぶつかってしまいます。
細い台の上をまっすぐ走る一本橋でつちかったテクニックは、このすり抜け時に大いに役立っているんじゃないかと感じますね。
ま、ボクは普段すり抜け自体はそんなにやらない派なんですけどね。。
もう一つ役に立つのが渋滞時。
完全に止まらずにノロノロ進む渋滞ってあるじゃないですか?
一本橋のテクニックを使えば、そんな渋滞時でも足をつかずに超低速で車の後ろをついていくことができます。
まあ別に足つきながらノロノロ走ってもいいんだけど、足つかずに超低速で走れるとなんとなくかっこいい感じがするよね?(ぼくだけ?)
あるいは「足を絶対つかずに超低速で走る」ことを目的にすることで、イライラしがちなノロノロ渋滞をゲームのように楽しむこともできます。
スラローム
つづいてはスラローム。
一定間隔で置かれたカラーコーンを素早くかわして走るっていう、わりと楽しい課題ですね。
たまにメッチャ速い人がいるけどボクはごく普通でした^^
スラロームが公道を走るうえで役に立つと思う場面は以下の場面
- 峠のヘアピンカーブ
ぶっちゃけスラロームが公道で役に立つ場面ってほとんど浮かびませんでしたw
ムリヤリ考えた結果、
峠のヘアピンカーブでワンチャン役に立つかも?ってぐらいです。
峠に行くとたまにエグイ角度のカーブがありますからね。
そこでスラロームの「車体を倒して結構な角度で曲がる」あの経験が役に立ってる・・・かもしれないです。
・・・あとは珍走団が蛇行運転のときに使うぐらいしか思いつかないや。。。
急制動
40㎞まで一気に加速し、そこから急ブレーキをかけて止まるという急制動。
急ブレーキや急加速が怖いという人もなかなか多いです。
ボクは急制動はまあまあ余裕だったかな^^
そんな急制動ですが公道で役に立つ場面はやっぱりこれでしょう。
- 事故回避
公道を走るうえで急なアクシデントというのはつきものです。
突然の飛び出し、前をはしる車の急停車、どうぶつの飛び出し…
などなど急ブレーキを踏んで事故を回避しなければならない場面は誰もがそうぐうする可能性があります。
ボクも大昔、急ブレーキを踏まざるを得ない場面にそうぐうしました。
パニックになってフルブレーキ!
・・・からのタイヤフルロック!
・・・からの救急車行き!
という悲惨な結果になりましたけどね…(苦笑)
いくら急制動をやっていても、コンマ数秒をあらそう緊急場面では、たぶんパニックでフルブレーキしちゃう人が多いんじゃないかな?
それ以来「次バイクを買うなら絶対ABS付きだな」と思うようにはなりましたね。
ちなみに今もその事故で負った500円玉ほどの大きさの生々しい傷跡は消えてません。。
S字クランク・L字クランク
Sの字、Lの字になった細いコースをバイクで通過するという課題。
S字は余裕のよっちゃんでしたが、L字はホント苦手でした。
そんなしょっちゅう引っかかるってワケでもないんだけど、たまに忘れたころに失敗するんだよねアレ。
そんなS字L字クランクですが、公道ではどんな役に立つのか?
- 交差点とかカーブとか
スラロームと同じく、それほど公道で役に立つかって言われると・・・そんなでもないような気がします。
少なくともL字クランクみたいにあんな直角で曲がるような場面に出くわしたことはないですね。
まあでもあの細いカーブを走るってことは、バイクの操作技術を全体的に底上げしてくれるような気はします。
ふつうの交差点やカーブを曲がるときでも、S字L字クランクのおかげでたぶん曲がるのがうまくなってるんじゃないでしょうか。しらんけど。
坂道発進
坂道発進はもうそのまんまですね。
坂道で信号待ちになったときにフツーに使います。
慣れるまでけっこうエンストしたりしがちなので、これは実戦でそのまま役に立つスーパー有能課題なんじゃないかと思います。
波状路
ラストは波状路。
立ってバイクに乗り、複数の段差を乗り越えていくっていう課題です。
これは大型二輪ではじめて登場します。
ボクにとってこの波状路は、最初のうちはけっこう楽勝だったんですけど、何回かやってるうちになぜか失敗が増えてきた謎の課題でもありますw
この課題が公道を走るうえで役に立ったことは
・・・ぶっちゃけ無いっすね(笑)
公道にこんな段差が続くような場所はまずないから、この波状路で得たテクニックを使う場所がありません。
ボクは走らないからわからないけど、オフロードとかよく走る人は役に立つ場面があるのかも?
・・・あ、でも渋滞の時に「立って前のほうの状況を見る」っていうことはあるから、そのときに波状路の「立つ」っていう姿勢がちょっと役立つかな?
おわりに
バイク教習の課題は公道を走るうえで役に立つのか?
ということについてボクなりに考えた結果をここまで書きました。
個人的に役にたった順でいうとこんな感じですね。
坂道発進>>>一本橋>>急制動>S字L字≧スラローム≧波状路
一番直接的で効果があったと感じるのは坂道発進。
一本橋は低速走行・まっすぐ走行の役に立ちました。
急制動は教習を活かせませんでしたw
あとはぶっちゃけ役に立ってんだか立ってないんだかよくわからんって感じですね。
とはいえ、これらの課題がなければ教習はもっと地味でつまんないものになるかも?
教習を飽きさせないって意味では大いに意味があると思います^^