大学時代のボクはオシャレを勉強し、格好だけ見ればどっからどう見てもリア充だった。
ファッション雑誌を読み漁ったり、ネットでおしゃれに関する情報を集めまくったり、わざわざ新宿まで服を買いに行ったり、そりゃもう必死だった。
髪型だって色んなものを試した。
ノンスタイル井上ばりに髪の長さを左右変えたり、昔の江口洋介ばりにロン毛にしたり、遊戯王の主人公ばりに髪色をミックスしたり。
大学に行く前には20分ぐらいかけてワックスで頭を整え、スプレーでガチガチに固める毎日。
外に出れば、ことあるごとにトイレに行き髪型をチェック。
オシャレ=かっこいい=モテる
当時のボクはそう考えていた。
しかしそんなボクも、いつからかファッションへのこだわりが消え、毎日同じ服で出かけても全く気にならなくなった。
服を購入する頻度も、年に1~2回買うか買わないかペース。
美容院で髪型を頼むときは「前回と同じで」というフレーズをここ5年ずっと使っている。
ワックスも滅多につけなければ髪を染めることもなくなった。
どうしてこうなったのか?
ファッションに興味がなくなった理由
なぜここまでファッションを気にしなくなったか?
きっかけはあるテレビ番組だった。
その番組では、お世辞にもキレイとは言えないタレントが、他人のファッションにあーだこーだケチをつけている。
「いや、お前よりそっちの子の方が全然かわいいじゃん。何偉そうに上から駄目出ししてんの?」
ボクは心の中でつぶやくと同時にハッとした。
もともとオシャレをしたいと思った理由はなんだ?
モテたいからだろう。
俺は異性を好きになるとき、ファッションを見て好きになるのか?
いや、ならない。
顔しか見てない。
もし仮にメッチャおしゃれなジャガー横田とメッチャダサい格好のガッキーがいたとしたら、1000%ガッキーを選ぶ。
ジャガーさんがどんなにオシャレな格好をしようが絶対に恋に落ちることはない。
要するに人を見た目で好きになるとき、大事なのは顔が99%でファッションなんかどうでもいいワケだ(性格とかは今回の話では置いておく)。
そりゃいくらガッキーでも角刈りとかだったら嫌だけど、それでもジャガー横田との2択だったらコンマ1秒も迷うことなくガッキーだ。
これは多分女性からしても同じだろう。
たとえば1億円の服を着ためっちゃオシャレな金正恩と、ゴミ袋を着てる竹野内豊がいたら、99.99%の女性はゴミ袋を着てる竹野内豊を選ぶに違いない。
ブサメンがどんなにお金をかけようが、全身ごみ袋コーデのイケメンに勝てないのだ。
それぐらい見た目において顔が占めるパーセンテージは大きい。
そしてなにより、ボク自身いくらファッションに力入れても全然モテなかったという事実が、
顔>>>>>>>ファッション
という努力じゃどうしようもない壁を物語っている。
おしゃれに興味がなくなった理由まとめ
要するに
あまりにダサい格好じゃなければ、もうあとは趣味の世界であり、ファッションマニア以外にとってはそれほどプラスにならない。
ボクはこう結論づけた。
…とかなんとか持論を語ってきワケだけど、これは彼女いない歴=年齢(30超え)という非常に残念な経歴を持つおっさんの戯言である。
説得力が全く無いのは言うまでもない。