ボクには本音を話せる相手がいない。
それどころか今じゃ友達すら一人もいない。
一人は嫌いじゃないけど、ときどき無性に寂しくなる。
友達が欲しくてたまらなかった学生時代
高校生ぐらいまでは友達が欲しくてたまらなかった。
というのも小中学時代に友達が一人もいなかったから。
でも高校に入ってやっと初めて友達のようなものができた。
とくに高校最後の1年は、ある程度気の合う話し相手が何人かいて、「人生で戻りたい時期BEST5」には入る。
大学に入学した当初も友達が欲しかった。
大学デビューしようと髪は茶色に染め、ファッションも必死で勉強して、流行りのテレビ番組も一通りチェックしていた。
そんな甲斐あってか、ボクは入学当初、オシャレな奴らが集まる陽キャグループに入った。
しばらくの間はそいつらと一緒に授業を受けていた。
外に出るときはいつもワックスで髪を固め、マルイで買った2万のジャケットを着て、常に周りの目ばかり意識する毎日。
でもだんだん面倒くさくなった。
根っからの陰キャ気質なのに、陽キャグループに入って話が合うわけがない。
この人達なんでこんな退屈なことで盛り上がれるんだろう?
そんなことを思っているうちに、話を合わすのが億劫になり、次第に大学に行かなくなった。
2年になった頃にはもう完全にぼっちになっていた。
バイト時代
その後(いろいろあったけど省略)大学を卒業し、アルバイト生活に入った。
最初のバイト先では何人か話し相手ができた。
1年後に入ったバイト先でも少数だが話し相手がいた。
その後、数年の間に10回近くバイトを変える。
そこそこ話し相手がいた職場もあれば、丸一日誰とも口を利かないような職場もあった。
しかし職場を辞めたあとも連絡を取るほどの仲間は一人もいない。
定期的に連絡先を全削除してるのもあるけど、それを抜きにしても元々職場外で遊んだりするほど仲の良い人間はいなかった。
本音を話せる相手がほしい
数で言ったら少ないが、ちょっと話す程度の相手はこれまでの人生でもある程度いた。
でも友達なのかと言えば、友達と言えるほどでもなかった気がする。
ましてや心の底から気を許して本音で話せる相手など生涯で一人もいなかった。
そして最近、ボクはこんな感情を持ってることに気づく。
本音を話せる相手がほしい
一人は嫌いじゃないけど、時々どうしようもなく寂しくなる瞬間がある。
寂しさに耐えきれず、いろんなことが重なって、家の窓から飛び降りそうになったこともあった。
やっぱりどんなに強がってみても、人は孤独が苦手みたいだ。
本音を話せる相手がいない
しかしボクは人とかなりズレた価値観を持つため、気の合う相手を見つけるのは難しい。
その証拠に、ボクと同じ意見を持っている有名人がネット上で袋叩きにされてるシーンをよく見る。
そんなシーンを見るたび、世の中から僕自身が叩かれてるような気持ちになる。
ネットの発達により、世の中の人達が”マイノリティな価値観”にとても不寛容なことがハッキリ分かった。
ワイドショーもSNSも毎日必死に誰かを叩いてる。
「みんな違ってみんないい」なんて綺麗事で、”ズレた人間”は寄ってたかって叩きのめすのがこの国の風習だ。
こんな世の中で自分の意見を表に出すのは怖い。
マイノリティな人間が角を立てずに生活するには、常に自分の意見を押し殺す必要がある。
そんな中でこのブログだけは唯一本音が言える場所だ。
だがそれもボクが一方的に発信してるだけで、共感してくれる人がいるのかいないのか、実際の所よくわからない。
固定読者の少なさからすると、あまり共感する人はいないのだろう。
本音を話せる相手がほしい。
似たような価値観を持つ仲間がほしい。