まず最初に言っておきたいのが
ボクは食べ物の好き嫌いが激しい側の人間
です。
この記事はボクと同じように、
「食べ物の好き嫌いが多い人」
へ向けて書いた記事です。
好き嫌いのない人が偏食の人にイライラするための記事ではありません。
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『好き嫌いが激しい人』である筆者の偏食
それではまず『食べ物の好き嫌いが激しい人』を自称する筆者が、どれほど偏食なのかをかんたんに紹介しておきます。
- 基本的に野菜は無理
- ニオイのきつい食べ物が無理(例:ネギ、キムチなど)
- キノコ系は無理
- 少年時代は給食の8割以上を残していた
- 苦いものが無理(コーヒー・炭酸など)
このように好き嫌いが多い人以外からするとドン引きされるような超偏食家です。
しかしここに書いたのはまだほんの一部。
むしろ食べられるもののほうが圧倒的に少ないので、嫌いな食べ物を書き出したらキリがないんですよね。
ただ一応マナーとして人前で「まずい」とか「これ嫌い」とかは言わないようにしています。
というかそもそも他人と食事する機会を極力避けてますからね。
ここまで読んでみて
「まだ引いてないよ!」
「私のほうが“好き嫌いの多い人”だよ」
って方は続きを見てください。
食べ物の好き嫌いが激しい人あるあるBEST15
それじゃあさっそく食べ物の好き嫌いが多い人あるあるを紹介していきます。
何食べて生きてんの?って言われる
何を食べて生きているのか?
たしかに当然の疑問かもしれません。
ぶっちゃけこの世にある料理の8割以上が苦手な料理に当たりますからね。
……でこの疑問に答えると、イモやお菓子などを食べて生きてます。
他人と食事するのを避ける
嫌いな食べ物が多いっていうのは、本人もどこか恥ずかしい気持ちがあります。
「偏食がバレてしまったら引かれるのではないか?」
と思い、ついつい他人との食事は避けがち。
実際ネットを見ても好き嫌いが多い人に対する偏見はひどいですからね……
まあ僕の場合そもそも誘われることが滅多にないんだけど(´・ω・`)
手の込んだ料理が苦手
好き嫌いが多い人は基本的に単品を好む人が多いです。
たとえばボクの場合、ハンバーガーなら「ハンバーグとパンだけ」がベスト。
野菜やマヨネーズは「余計なもの」っていう感覚です。
ほかにもポテトサラダならサラダにしないでジャガイモだけで食べたい。
料理番組で手の込んだ料理を見ても
「それ入れなくていいのに!」
なんて思うことが多いです。
入れる店が限られる
偏食が激しい人だと入れる店が限られてきます。
っていうのも定食屋だったりおしゃれな料理屋なんかだと単品のメニューって少ないんですよね。
だいたいセットでネギが入ってたりだとか、ごちゃごちゃしたサラダがついてたりだとか。
なので基本外食は単品で注文できるチェーン店になります。
ちょっと余談になりますが偏食家の人には回転寿司チェーン店が結構おすすめです。
というのも単品で好きなものが注文できるんで好き嫌いが多い人でも困らないんですよね。
寿司以外にもから揚げやポテト、アイスやラーメンなどいろいろ置いてあるんで、
なんなら寿司が嫌いでも楽しめるんじゃないかと思います。
好き嫌いの多い人を見ると親近感がわく
自分以外で好き嫌いの多い人を見るとなんだか親近感がわきます。
偏食家って存在自体がけっこうレアですからね。
「相手も偏食なら自分の偏食もある程度受け入れてくれるだろう」
という安心感が自然と出てきます。
口に入れただけで吐きそうになる
「大人なんだから我慢して食え」
なんてよく聞くけど、口に入れただけでも吐きそうになるんですよね。
我慢して食べられるとか、そういった次元じゃないんですよ。
これは生まれ持った味覚の問題なんで、甘えだとかそういった精神的な問題とはハッキリ違います。
体が生理的に受け付けないんです。
花粉症の人がどんな我慢しようとしても鼻水を抑えられないのと一緒で、どんな我慢しても吐きそうになるんです。
そしてこれは何度チャレンジしても克服できるものではありませんでした。
好き嫌いがない人はそもそもこの感覚を経験したことがないんじゃないかなって思いますね。
人ってやっぱり自分の経験したこと以外はどうしても理解しづらいですから。
グルメ番組が全く面白くない
ボクレベルの好き嫌いが激しい人になるとグルメ番組がまったく面白くありません。
なにせ出てくる料理の9割ぐらいが嫌いなワケですから。
旅番組やロケ番組を見ていても、食事のコーナーは退屈な時間以外のなにものでもないですね。
ガリガリ
ボクもそうなんですが、食べ物の好き嫌いが多い人は痩せ気味もしくはガリガリな人が多いです。
ガリガリな人を見るとこの人も偏食なんかな?ってちょっと期待したりします。
食べられるものが少ないから自然に少食になるんでしょうね。
食わず嫌いと勝手に決めつけられる
「好き嫌いなんて単なる食わず嫌いだろ」
っていう意見もたまに目にしますが、
「食ってみてマズかったから嫌いになったに決まってんだろ!」
って思います。
なぜ勝手に食わず嫌いだと決めつけるのか意味がわかりません。
まあ中には好き嫌いが激しいことで有名な中島義道さんのように、
「見た目が嫌いだから食べない」
という人もいるみたいですが、おそらく彼は偏食家の中でもレアタイプでしょう。
(以下の本では超偏食の哲学者「中島義道」さんの偏食っぷりが詳しく書かれています)
野菜はほぼ全部嫌い

好き嫌いが激しい人の中には野菜がほぼ全部ダメって人も多いです。
僕の場合は唯一好きなものはジャガイモ。
まあ普通かな?っていうのがトマトときゅうりとブロッコリーと大根。
苦手だけど我慢すれば食べれるっていうのがレタスとかの癖のない葉っぱ系。
ネギ、オクラ、ピーマンなどのニオイ付きの野菜は噛んだ瞬間吐きそうになります。
とくにネギはいろんな料理に出てくるんで大嫌いです。
ネギが入ってるせいで食べられなくなるものは山ほどありますからね。
好き嫌いが激しいわりに健康体
好き嫌いが激しい人って実は健康体だったりします。
ぼく自身も意外と風邪とかはまったくひきません。
インフルエンザもかかったことがないし、学級閉鎖になるぐらい次々に周りの生徒が倒れていくような状況でも僕はすこぶる元気でした。
今まで仮病以外で学校や仕事を休んだことは一度もないんですよね。
有名アスリートで好き嫌いが激しいって人もけっこう聞きますし、
偏食=体に悪いっていうのはホントは間違いなんじゃないかと思っています。
むしろ体が拒絶するものを無理に食べるほうが体に悪いんじゃないかな?
「〇〇が食べれないなんて損してるよ」と言われる
「余計なお世話だ!」
といいたくなるようなセリフです。
……が、確かにいろんなものをおいしいと感じられる人の方が、あらゆる場面で得だとは思いますね。
皮肉とかではなくそういう恵まれた舌を持った人がうらやましいです。
恵まれた舌を生まれもった幸運な人が、恵まれない舌を持つ不幸な人を攻撃するのは、どう考えてもおかしいと思いますけどね。
これはほかの器官に置き換えれば簡単にわかる話。
たとえば健康な目を持った人が生まれつき盲目の人を攻撃してたら、それは最低の行為だって誰でも理解できると思うんですよ。
でも味覚に関してだけは「努力で直せるもの」っていう誤った観念がまかり通ってるんですよね。。
食べるのがおそい
食べ物の好き嫌いが激しい人は食べるのが遅いというケースも多いです。
ボクも現に食べるのが遅いです。
他の人の1.5~2倍ぐらいはかかっているんじゃないかと思いますね。
(ただし甘いものやお菓子だけはなぜか食べるのが早い)
毎回同じメニューしか頼まない
外食に行くと基本毎回同じメニューを食べます。
たとえばマックだったら
- ポテト
- ナゲット
- マックシェイク
の3点セットが毎回お決まりのメニューです。
「今日はチーズバーガー食べてみようかな?」
とはなりません。
うまいぼうでも同様にとんかつソース味しか食べず、
「今日はなっとう味食べようかな?」
とはなりません。
好き嫌いが多いというだけで人格まで否定される
ネットを見てると世の中には
「好き嫌いが多い人=甘やかされて育った」
「偏食=わがまま」
という意見が多く目につきます。
ただ人よりも食べ物の好き嫌いが多いというだけで、
育った環境や人格まで否定されるというのは見ていてとても悲しくなります。
食べ物の好き嫌いが多い人に対する偏見について
最後に「食べ物の好き嫌いが多い人に対する偏見について」ちょっと愚痴ります。
たしかに好き嫌いが多いということは決して自慢できるようなことではありません。
でもそれは人格を全否定されるほど悪いことなのでしょうか?
好き嫌いがない人がみんな必死で努力したのかっていえば別にそうではないですよね?
たまたま好き嫌いの少ない恵まれた舌を持って生まれただけの話でしょう。
あるいはちょっと努力すれば治る程度の軽い好き嫌いだったのでしょう。
自分がたまたま努力で治せたからといって、他人も同じように努力でそれが治せるとは限りません。
これについては以下の記事でほかの例えを使ってくわしく述べました。
関連記事 「デブは甘え」は100%間違いだ
僕だって好きでこんな偏食体質に生まれたわけではありません。
もっといろんなものが食べられた方が楽しいだろうし、食事でこんなに苦労することもないと思います。
ちょっと努力して直るぐらいだったらとっくに直してますよ。
それを勝手に甘えだの、あげくの果てには親の教育が悪いだの、失礼極まりないですよね。
そんなことを他人に言う人の方がよほどマナーが悪いし、思いやりの気持ちが欠けていると思います。
人にはみんなそれぞれ苦手なものがありますよね。
虫が苦手だったり、話すのが苦手だったり、運動が苦手だったり、歌が苦手だったり、勉強が苦手だったり、痩せるのが苦手だったり。
他の人より頑張っても人並みにすらならない。そんなことだってあります。
同じように努力しても、どのぐらい伸びるかは生まれつきの個人差があるんですよ。
でもその苦手なものが「食」であるというだけで育ちや人格まで否定される。
これはまったくもっておかしな話だと思います。
偏見以外の何物でもありません。
マイノリティな感覚を持つ人は生きづらい世の中だとつくづく感じますよ。
そりゃ世の中からいじめもなくなりませんわな。
……いつもの悪いクセが出て、また自論を長く語っちゃいましたね。
「好き嫌いが激しい人あるある」というテーマにもかかわらず最後の方はかなり脱線して語ってしまいました。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
好き嫌いが多い人にとってなかなか生きづらい世の中ですがお互い頑張りましょう^^