「大人の偏食」に対する世の中のイメージはあまり良くありません。
ネットを見ていると、目にするのはこんな意見ばかり。
- 大人の偏食は育ちが悪い
- 大人の偏食は気持ち悪い
- 好き嫌いの多い大人はわがままで躾けがなってない
しかしこのような発言をしている人は、
ハッキリ言って自らの無知と狭量さをアピールしているようなもんです。
今回の記事では好き嫌いの多い大人である筆者が以下について語ります。
- 極度の偏食家である筆者の偏食っぷり
- なかなか理解されない偏食家の苦労
- 「偏食は育ちが悪い」などといった偏見への反論
好き嫌いの多い大人による自己紹介
極度の偏食家が嫌いな食べ物
まず僕がどれほど極度の偏食家なのか自己紹介をしておきましょう。
- 食べられるものより食べられないもの方が圧倒的に多い
- 野菜は基本的にOUT(イモ、トマト、キュウリは好き)
- ゴチャゴチャした食べ物が嫌い
- 匂いのきつい食べ物はとくに無理
- 給食の9割以上を残していた
匂いのきつい食べ物の代表がネギですね。
ほかにもニラやキムチなども嫌いな食べ物上位に入ってきます。
偏食家にとって給食時間は地獄
ボクのような極度の偏食家にとって、小学校時代の給食はまさに地獄でした。
食べれるものは基本パンやご飯だけ。
たまにフルーツとかが出るとめちゃくちゃ嬉しかったです(フルーツはあまり嫌いなものはない。)
牛乳は吐きそうになりながらも何度もチャレンジし、小学校高学年でやっと飲めるようになりました。
といっても最初は飲むのに10分以上かかり、牛乳を飲むのにほとんどの時間を費やしていました。(ゆっくり飲まないと吐いてしまうため)
好き嫌いがある子は他にもいましたが、残しても1品2品程度。
毎回ほとんどのオカズを残す僕の好き嫌いの多さは、間違いなく学年一でしたね。
偏食家の僕の主な食事
じゃあ何食べてんの?って話ですよね。
一番好きな食べ物はフライドポテトです。お菓子やアイスも好きです。
米は別に好きでも嫌いでもないけど、健康に良さそうなので毎日食べてます。
肉は鶏肉が一番好き。牛は当たりはずれが多いんで微妙。
ブタはニオイがきついので基本食べられないです。でもウインナーは大丈夫。
魚はそこそこ食べられます。
フルーツ系は結構好きだけど、高校の時からアレルギーが出て、貴重な栄養源だったバナナが食べられなくなりました。
基本的にいろいろ混ざった手の込んだ料理より、シンプルな単品メニューが好きです。
偏食が治らないのは育ちが悪いせいでもワガママのせいでもない
ここからはよくある偏食に対する誤解に対して、僕の意見を書いていきます。
結論から言うと、偏食が治らないのは育ちが悪いからでもワガママだからでもありません。
偏食はしつけがなってないから?
まず多いのが親が甘やかしたから好き嫌いが多いんだという説。
僕には兄弟がいますが、彼らは好き嫌いなどほとんどありません。
同じように育てられましたが、僕だけが偏食なのです。親も特に偏食ではないです。
じゃあ僕の好き嫌いだけ許されたかというとそんなことはありませんでした。
嫌いなものを何時間もかけて無理矢理食べさせられたり、怒られたりっていうのは何百回もありました。
別に親の料理が下手だったとかではなく、どこかへ食べに行ってもそれは変わらなかったです。
でも何度チャレンジしても結局治らなかったので、高校生ぐらいになったころに親もようやくあきらめました。
偏食の人は育ちが悪い?
たまに偏食の人に対して「育ちが悪い」とか言う人がいますが、よくそんな言葉を人に言えるなって思います。
良く知りもしない他人の育った環境が悪いなんて、よくそんな失礼なことが言えるなと。
だいたい“育ち”なんて自分ではどうしようもありません。
本人にどうしようもないものを非難するなんて、それこそ品性を疑う発言ではないでしょうか。
そして育った環境と偏食は上で述べたようにまったく関係ありません。
偏食の人はわがまま?
偏食の人はわがままな人間が多いなんてこともよく聞きますね。
僕はどちらかというと周りの顔色をうかがって、ワガママはほとんど言わないタイプです。
(このブログではあえて自由気ままに発言してるけど、リアルではほとんど自己主張をしない)
自分でいうのもあれですが、けっこうまわりに気を遣うタイプですよ。外では。
偏食=わがままっていうのは偏見以外の何物でもないです。
偏食の人は自分に甘い?
僕だって偏食を直そうと努力はたくさんしてきました。
でも何百回チャレンジしてもどうしても吐きそうになる。実際に吐いたことも何度もあります。
どんなに早く食べようと思っても食べきるのに1時間以上かかる。
こんなもん努力でどうにかなるもんじゃないんですよね。
好き嫌いのない人はこんな努力をみんなしてるんですか?
毎回吐きそうになりながら頑張って食べてるんですか?
……って聞きたいです。
たぶんですけど、こういうこと言う人って、本当に吐いてしまうぐらいダメな食べ物がないんじゃないかな。
で、自分の中の「あんまり好きじゃない」ぐらいの食べ物を、偏食家は「食べられない」と言ってると思ってる。
だからそんぐらい食えよ、甘えだろって思ってる。そうなんじゃないだろうか?
ボクだって「あんまり好きじゃない」とか「ちょっと我慢すれば食べられるもの」は食べてますよ。
でも本当に嫌いな食べ物ってそういう次元じゃないんですよね。
偏食の一つや二つはいいけどそれ以上は許さない?
「嫌いなものの一つや二つはあっていいけど、あまりに多すぎるのは問題がある」
っていう人もいるけど、一つや二つがいいのに何でそれが多くなると理解できなくなるんでしょうか?
体質的にそういう人だっているというのが、なぜ想像できないのか不思議です。
偏食は味覚が発達してないから?
偏食は舌が発達してないからだっていう人がたまにいるけど、まったくの逆です。
舌が発達して敏感だからこそ、ほかの人が感じないような苦みとかを強く感じて、好き嫌いが多くなるんですよね。
大人になるにつれて好き嫌いがなくなるっていうのは、味覚が鈍感になって苦味とかを感じにくくなるからなんですよ。
偏食はただの食わず嫌い?
偏食はただの食わず嫌い。これは正直ものすごいアホな意見ですね。
食べてマズかったから嫌いになったに決まってるでしょうに。
偏食は病気になりやすい?
偏食は病気になりやすいのでしょうか?
僕の場合だと、今のところ大きな病気はないどころか風邪を引いたことすらほとんどありません。インフルエンザも一度もかかったことがないですね。
偏食の健康への影響はどうやらそれほどなさそうです。
偏食の人は変わり者?
偏食の人は変わり者が多い。
これもよく言われることですね。
・・・残念ながらこれに関しては否定できません。
僕自身、変わっていると言われることがけっこうあります。
変人じゃない偏食家の人には申し訳ないですが、『偏食家=変わり者が多い説』に関しては僕の口からは何とも言えません。
あのレジェンドも!?3大偏食スポーツ選手
偏食の有名人ってけっこう多いんですよね。例を挙げていきましょう。
イチロー
先日引退を発表した野球界のレジェンドイチロー。彼が偏食なのは結構有名な話です。
野菜が基本的に嫌いで一時期は毎日カレーを食べていたとか。
ただこの『毎日カレー説』に関してはデマの可能性もあるみたいです。
内村航平
日本を代表する体操選手ですが、彼も偏食で有名です。
野菜はほとんど食べず好物はチョコの「ブラックサンダー」。
あの惚れ惚れする肉体もブラックサンダーで作ったんですかね。
中田英寿
日本が誇るサッカー界のスター中田英寿。彼もやはり野菜が全然食べられないそうです。
「野菜を食べないからと言って誰にも迷惑をかけていない」というド正論を残しています。
体が資本のスポーツ界のトップたちがこんな偏食だという事は、偏食が体にもたらす悪影響などほとんどないのではないかと思われます。
動物はみんな偏食
動物ってみんな偏食なんですよね。ライオンだったら肉しか食べないし、キリンやゾウだって草しか食べない。でもみんなあんなたくましい体をしています。
こんないろんな食べ物食べてるのって人間だけなんですよ。でも人間が一番病気になりやすいんですよね。
偏食=体に悪いという定説は実は間違いなんじゃないかっていう気がします。
長生きしてる高齢者でも偏食の人って多いですからね。
偏食のデメリット
偏食が体に悪くないならデメリットなんかないんじゃないか?
って思うかもしれませんが、それでもデメリットはあります。
社会生活を送るうえで不便だという事です。
友達や彼女、あるいは会社の人たちと食事をする際、やはり好き嫌いが多いと苦労します。
お互いに気を使いますし、やっぱり上で書いたような偏見も多いですしね。
僕の場合はそもそも誘われないんだけどなるべく他人と食事しないようにしています。
あと一人でどこか食べに行くときも、偏食の場合は選択肢がかなり狭まります。
僕レベルの重度の偏食だと、セットメニューばかりの店は基本無理で、単品メニューが多いチェーン店ばかり行くことになりますね。
ボクはひとり旅が好きでいろんな場所に出かけるのですが、旅先ならではの名物は食べれず、結局コンビニやマックばかり行ってしまいます(笑)
偏食は治したほうがいいの?
結局、偏食って治したほうがいいんでしょうか。
僕の答えは簡単に直せるようなら直したほうが便利ではあると思います。
ここまで偏食を正当化する内容をさんざん書いてきましたが、それでもまあ、偏食ってあまり格好良くはないですからね。(僕の場合はむしろ親近感を感じて好印象に思うけど、一般的にはね)
偏食だといろいろ不便なことが多いし、上で書いたような偏見も多い。
それに色々食べられた方が楽しいんじゃないかと思います。
でも、だからといって無理して治すこともないとも思いますけどね。
嫌いなものを食べるストレスの方が体に悪い
正直、偏食による栄養の偏りよりも「嫌いなものを食べるストレス」の方がはるかに体に悪いと思います。ストレスは万病のもとっていいますから。
実際、僕は30年以上生きてきて病気知らずですし。
食事って本来楽しいものだと思うし、嫌な思いしながら食べるなんて体にも心にも良くないですよ。
吐きそうになるぐらい嫌いなものって体が拒否してるわけだから、一般的には栄養のある食べ物でもその人にとってはあまり体に良くない食べ物なのかもしれないし。
偏食は理解されない
現在の日本では、
「偏食=育ちが悪い」
「偏食=わがまま」
「偏食=自分勝手」
といった偏見に満ちた常識がまかり通っています。
でも本人は好きで偏食になったワケじゃないし、そんな簡単に直せるもんならとっくに直してるんですよ。
そっちの方が明らかに生きやすいですから。
好き嫌いが多いことで一番苦しんでるのは本人なんですよね。
努力で克服できる人も中にはいるでしょう。
でも体質的にどんなに努力したって偏食が治らない人もいるんですよ。
『偏食が治らない人もいる』ということが何故理解できないのか
生まれつきの視覚異常が努力不足のせいじゃないのは誰でも理解できる。
生まれつきの聴覚異常が努力不足のせいじゃないのは誰でも理解できる。
生まれつきの味覚異常が努力不足のせいじゃないのはほとんどの人が理解できない。
おかしいと思いませんかね?
たとえば障害で目が見えない人を罵倒する人なんてまず見かけません。
障害で腕がない人を表立って罵倒する人もいないでしょう。
生まれつき他の部位に異常がある人には同情できるのに、なぜ生まれつき味覚に異常がある人には同情の代わりに罵倒が向けられるのか。
なぜ味覚に関してだけは全て本人の性格のせいにされるか?
まったくもって理解不能です。
ちょっと想像力があれば、他の部位と同様に努力じゃどうしようもない生まれつきの個人差があることは想像できると思うのですが。。
そもそも好き嫌いのない人って、別に食事に関してそこまで努力してないですよね?
嫌いな食べ物が最初から何千何万とあるベリーハードモードで人生スタートしてないですよね?
たとえば兄は好き嫌いが全くないですけど、別に努力して克服したからじゃなく、生まれつき嫌いな食べ物がないだけだし。。
要するに彼らは味覚において生まれつき恵まれてるんですよ。
恵まれた舌を持った人が、恵まれない舌を持った人を罵倒する。
これは五体満足に生まれた人が五体不満足に生まれた人のカラダを罵倒するのと同じぐらい卑劣な行為だと思っています。
同じく偏食で苦労されている人たちへ
こんなとこで意見を述べたところで、世の中には「偏食は甘えだ」とか思ってる人がやっぱり多いと思います。
“常識”に絶対の信仰心を持ってる人には、理屈が通用しないことが多いですからね。
彼らは論理よりもフィーリングで生きてるんで、何を言ったところで馬の耳に念仏です。
なので「自分はアレルギーだ」といった方が早いかもしれません。
偏食が理解できない人もアレルギーと言えばある程度の人は理解できるそうなんで。
まあ危険がないだけで、重度の偏食って実際アレルギーみたいもんなんですけどね。
偏食が治らない人はそのままでいい
極度の偏食は治らない、偏食は別に悪いことじゃないというのが結論です。
ただ実生活では不便なことも多いので、簡単に治せるような場合は治したほうが生きやすいでしょう。
まあ簡単に直せれば苦労しないんだけどね。
このブログではほかにも偏食の記事をいくつか書いてるんで良かったらどうぞ。
コメント
娘の幼稚園探しの際言われた「偏食は甘え」という言葉がひっかかり、私自身も偏食家なので正当化のためにググってみました。
この記事が1番上に出てきて安心したし、私が心の中で吐いてた暴言(笑)が全部スマートに書いてあって非常にスッキリです!!
ありがとうございます……!
私は親からの強制トレーニングの結果、外食の際など口に入れると吐き気がするものが出ても、なるべく表情を変えず息を止めて丸呑み出来るようには成っています。
でも仲間()が「甘え」とか言われると本当に腹が立ちます。才能に甘えてんのはオメーだと。言わないけど。
……まあ、でもそういう事言う人も、マイノリティに共感する才能に恵まれなかった人たちだとも言えるんですよね。
だから批判はできないのかって考えると、誰が何を思っても何も言えない事になって、自我も個もなくなって、平穏な天国ってこういう事なのか……ッッとなんか変にぐるぐるしてきたので see you m(_ _)m
コメントありがとうございます!
共感していただける方がいてとても嬉しいです♪
>>息を止めて丸呑み出来るように・・・
素晴らしい!
見習わせてもらいます^^
>>仲間()が「甘え」とかいわれると腹が立つ
すごい分かります!
たとえばネットニュースで、ある芸能人の偏食が取り上げられたときなんかそうですね。
コメント欄はたいてい偏食に対する偏見と攻撃的なコメントであふれていて、腹が立つと同時にとても悲しい気分になります。
>>……まあ、でもそういう事言う人も、マイノリティに共感する才能に恵まれなかった人たちだとも言えるんですよね。
・・・そうですね。
見方を変えればこれもある意味才能に恵まれなかった人への批判になるワケで・・・って考えると、、う~ん?なんかゴチャゴチャしてきたからいいや^^
まさに言いたい事が全部書かれていて、好き嫌いを罵倒する旦那に読ませたい!父親も好き嫌いが多く、その中でも子供の為に色々頑張って好き嫌いのないように努力してくれた両親の悪口を事あるごとに言ってこられ。偶々食べられる人達に読んで貰いたいです!私も訓練の成果で丸のみしてます(笑)自主申告しなければバレません!
ふゆさんコメントありがとうございます。
偏食ってなかなか周りの人に理解してもらえないので大変ですよね。
両親の悪口を言ってくるっていうのはさすがにヒドい。。
しかし訓練で丸のみできるようになられたのは素晴らしいです♪
はじめまして
私は変色の彼氏と生活する23歳です
彼は29歳です
この記事を読むまで偏食は甘えだと
そしてただの好き嫌いだと思っていました。
そしてこの記事をよんで自分が彼に対して理解しようとしていなかったのだと恥ずかしくなりました。
彼には健康的で居てほしいですし
食べれるものなら食べて欲しいです
ですが彼が食べるものは肉類、玉ねぎ、キャベツ、白米、揚げ物、ジャンクフードくらいです。
彼にサプリメントを購入して飲んでいますがそれで大丈夫なのでしょうか?
せきさん、コメントありがとうございます。
「偏食と健康は関係ない」というのがボクの考えですね。
たとえば、毎日マクドナルドしか食べないで90歳以上まで生きた人や、肉しか食べないで100歳近くまで生きた人など、例をあげればたくさん出てきます。
数年前テレビで見た100歳近い方も肉やお菓子ばかり食べていると話していました。
逆にバランスの良い食事をしている人でも、病気がちだったり、あるいは若いうちに亡くなってしまったり…というのはよく聞く話。
無理して食べたくないものを口にしてストレスをためるよりも、好きなものだけ食べて人生楽しんだほうが健康にいいのではないか?
そして何より本来楽しいハズの食事の時間を「苦痛」なものにしてしまうのはどうなのか?
・・・とボクは思っています。
サプリメントも取ってるならなおさら大丈夫だと思いますよ♪
ボクもジャンクフードばっかり食べて野菜は一切食べないけど、風邪を引いたことすらほぼない超健康体ですからね。
私も同じくで上司や仕事上食事に行かないといけない場面が多いのですが、三十路近くなっても治りません。 嫌いだけど食べれるって人を見てると無理に噛んで飲み込んでマズっ!というイメージなのですが、私飲み込むのも無理だし、口に含むのも相当勇気がいるので、私も好き嫌いあるけど…という感じに言われると変わってくれよ。って思っちゃいます涙
もっと化学的に証明できる時代がきてくれたらと思います涙
おまつさん、コメントありがとうございます。
たぶん普通の人が思う「嫌いな食べ物」とボクらが思う「嫌いな食べ物」は全く別物なんでしょうね。
他の人は苦痛レベル3ぐらいのものを”嫌い”って表現してるけど、ぼくらの”嫌い”は苦痛レベル10ぐらいある。
好みとかわがままとかではなく生理的にムリで反射的に吐いちゃうレベル。あくまで想像ですけど。
おまつさんのおっしゃる通り、もっと科学的に証明されて、偏食に対する偏見のない時代がきてほしいですね。
偏食で周囲から散々言われ、このページにたどり着きました。
私もまさに給食はご飯しか食べれない・オカズは全部残すタイプの子でした!(極たまに食べられる物はあるけど…)
味もですが、匂いや食感、味付け等々…色々な理由で食べられないものがあります。
育ちが悪く見えると言われ、友達の家で勝手に嫌いな物を出してこられたり(縁は切りましたが)、色んな事にストレスを感じて生きてきました。
でも文章読んで勇気づけられました!ストレスを感じてまで、頑張らなくていいですよね!
いつしか「食べられそう」と思えた時に、挑戦してみます(^^)
ちゃいさん、コメントありがとうございます。
給食のオカズを全残ししてた方が僕以外にもいたんですね!
ちゃいさんも重度の偏食のようなので、相当つらい想いをされてきたと察します。
やっぱり周りからはなかなか理解してもらえませんよね。
>>でも文章読んで勇気づけられました!
そう言って頂けるととても嬉しいです。
ありがとうございます^^
こちらの記事を書いていただいて、ありがとうございます。
敢えて苦手な惣菜を選んだり作ったりして何年も自宅で訓練していましたが、食べること自体が辛くなってしまって悩んでいる時に、この記事にたどり着きました。
もともと我慢して飲み込めるようなものならある程度食べられるようにはなりますが、えずいて生理的に涙が出てきてしまうようなものは、どうしても慣れません。
そして、後者が一つ二つではすまない量です。
好き嫌いが無い、克服したという方は本当にこんなに苦労しているのかと私も何度も考えました。
同時にみんなができてるのに出来ない自分はやはりわがままなのかと自己否定もしてきました。
外食する時も迷惑かなと考えてしまって遠慮していると人付き合いもスムーズにはいきません。
なるべく気を遣わせないように言わないようにはしていますが、結局付き合いを続けようとすると言わざるを得ない状況になってしまいます。
流石に目の前でえずかれたら、その方が不快かなと思うので…。
他人が好きなものをよく食べれるよねー自分は無理!みたいに言ってしまう行為は良くないと思いますが、苦手だったり量が多すぎてこっそり残してしまうことは、せめて呆れずに許容してもらえれば辛くないのにな、と思います。
育ちについては、私の兄弟も何でも食べられるので関連性は否定できます。
しつこくお弁当に入れてくれたおかげで食べられるようになったものもあるので、親も決して食育を放棄していたわけではないです。
親も大変だっただろうと思うと、私のせいでそう思われるのは申し訳なく思います。
他の方も書いていますが、いつか科学で人それぞれの味覚の違いが証明できたり、無理矢理食べ続けて慣れるのを待つという以外の克服方法が見つかるといいなと思います。
たくさん共感しましたし(多分年齢も近いので学校での体験も似てると思います)、救われるような気持ちにもなりました。
また、特に気にせず付き合いのある方も少数ながらいますので、そういう方々を大切にして生きて行こうと思えました。
繰り返しになりますが、偏食としての体験や考えを発信していただいてありがとうございます。
長文失礼しました。
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。我慢して食べられるものと生理的に無理なものがあるんですよね。
そして生理的に無理なものが一つ二つなら理解されても、多くなるとなぜかワガママとみなされる。
僕はこれが不思議でなりません。
人の顔や身長がそれぞれ違うように、味覚だって人によって全く違うんだから、中には生まれつき苦手な食べものが異常に多い人だっているのは当然です。
好き嫌いを0にするのがゴールだとすると、そもそもスタートラインが人によって全く違うんですよね。
僕たちは一般的な人たちよりもはるか後ろのスタートラインに生まれてきたんです。
たとえばダイエットをしたい二人の人間がいるとしましょう。
身長150cmの人が体重を50kg以下にするのと、身長180cmの人が体重を50kg以下にするのじゃ、難易度がぜんぜん違います。
身長180cmの人が50kg以下になれなかったとしても、それは努力が足りないからではなく、スタートラインが違うのが原因です。
それは決して150cmの人が180cmの人より努力したからではないし、180cmの人が自分に甘いワケでもありません。
僕は偏食も同じだと思っています。
スタート時点で恵まれてる人がそうでない人を努力してないと決めつけたり、自分と同じ位置まで来ないとワガママだというのは、それこそ自分勝手で思いやりのない考え方なのではないかと。