先日「東京湾フェリー」にバイクを載せてツーリングに行きました。
バイク旅でフェリーを使ったのは今回が初めてだったんですが、思いのほか快適だったのでみなさんにも紹介したいと思います。
今回はバイクでのフェリーの乗り方から実際に乗った感想、所要時間、料金、船内の様子などレポートしていきますね。
東京湾フェリーにバイクで行ってきた
東京湾フェリーとは神奈川県横須賀市と千葉県富津市をつなぐ船。
今回は横須賀にある久里浜港から乗船しました。
ダイヤはAとBがありますが、この日はAダイヤ。
ホントは12:00の便に乗りたかったんだけど、
例のごとく朝起きたのが遅かったので次の13:50の便に乗ることに。
「バイクは出港の30分前には来てください」って公式ページに書いてあったんで、13:10ぐらいには到着しました。
ボクが到着した時点で先着のバイクが2台。
地面に番号が書いてあるので先着順にバイクを置いていきます。
ボクよりちょっとあとにもう一台来たので、バイク乗りは全部で4人。
他にもバイク乗りがフェリーに乗船するとなるとなんとなく心強いよね。
船の乗り方とかわかんなくても前の人と同じように乗ればいいだけだから。
フェリーのチケットを購入
建物の中に入ると左手にすぐ受付があるのでそこでチケットを買います。
ちなみにチケットの予約はやってないみたいなので、みんな当日ここで購入します。
写真を見ればわかりますが誰も並んでいないので即買えます。
バイク往復でお願いします
排気量はいくつですか?
400ccです
排気量を証明するのに車検証がいるみたいな話をどっかのサイトで見た記憶があったので、念のため車検証のコピーも持ってきたのですが口頭だけで大丈夫でした。
料金は750cc未満とそれ以上では違ってくるようです。
ボクの場合、400ccなので往復で料金が3800円。
フェリーってもっと高いのかと思ってたけど、この料金だけで人もバイクも乗れますからアクアライン使うよりも安いです、ボクのようにETCつけてない人は。
ボクはそんなに高速に乗らないのでETCはつけてないのですが、アクアラインに関しては圧倒的にETCを付けていたほうが得ですね。
つけようかな?って思ったことは何回かあるんだけど最初の手続きとかが面倒くさそうなのよね。
まあ何はともあれチケットは簡単に購入できました。
おみやげ屋とかランチできる場所もあります。
東京湾フェリーにバイクで乗船
13時20分、発車時刻の30分前になりますが何のアナウンスもありません。
「平日の昼間だし車もバイクも少ないからまだいいや」ってことなのかな?
暇なんでバイク固定方法の写真を撮ってみたりする
13時30分になるとようやくアナウンスが。
各自バイクや車に乗って準備しといてくださいとのこと。
ちなみに乗船順は我らがバイクが一番最初です^^
ライダーたちは自分のバイクに乗車して待機。
すぐ発車できるようにヘルメットもかぶっておきます。
すると前方から船のスタッフとみられるおじさんがやってきました。
おじさんは何も言わず無言でぼくらの乗船チケットをちぎっていきます…
そして乗車の合図がありました。
番号1番に停めたライダーから順にフェリーへ走り出します。
上の写真中央の橋をわたってライダーたちは船(しらはま丸)の中へ。
ライダーたちが縦に並んで走るその光景は教習所っぽくてなんか懐かしい。。
そして船の中ではスタッフさんが一台ずつ案内してくれます。
オーライオーライ、はいOKでーす!
ハンドルロックはしないでくださいね~♪
バイクを停めると、慣れた手つきでボクのVTちゃんを縛り付けます。
かかった時間は10秒ぐらいかな?
停めたらそのまま階段を上って大丈夫です。
船内はこんな感じだ
はじめて船に乗りました。感動です。
さむいので2Fの船内に入ります。
船内は暖房が効いててあったかい。
中にはバスの座席っぽいシートがいっぱいあります。
反対側にはおみやげや軽食が売っているのですが写真撮るの忘れましたごめんなさい
軽食のからあげを購入。
レンジでチンした感満載のからあげでしたが味はまあ悪くなかったです。
シートの一番前の席が空いてたのでそこに座ることに。
13:50。時刻表通りに出発します。
乗り心地はいいです。景色も最高。
バスとかだとすぐ酔っちゃうんのですが船の場合は全然大丈夫でした。
船内の乗客はパッと見たところ全部で20人ぐらい。
平日の昼間ということもあってガラガラです。
乗客のメンツは中国人グループ、老夫婦、ぼっち、カップル、といういつもの平日旅行と同じ顔ぶれがそろっていました。
金谷港到着
14:30、目的の金谷港に到着です。
乗っていた時間は40分。
何をするでもなくただぼんやりと海を眺めていたらあっという間についちゃいました。
「降りるときは車が先でバイクは一番最後」
みたいな話をどっかで見たような気がしたんだけど、平日の昼間ということもあってか順番なんか関係なく準備できた人から早々と船を出ていきます。
ってなわけで無事に東京湾フェリーにバイクを載せることができました。
フェリーって乗ってみるまでなんかめんどくさそうだったけど、終わってみればなんてことなく手続きから乗船まで楽勝でしたね。
東京湾フェリーをバイクで利用した感想
さて、ここからは東京湾フェリーにバイクで利用した感想を書いていきます。
東京湾フェリーをバイクで利用してどうだったか一言でいうと
ぶっちゃけ最高でした
何がどう最高だったか掘り下げていきましょう。
疲れがたまらない
通常神奈川から房総半島へ行こうと思うとアクアラインか一般道を使っていくことになります。
一般道を使う場合、どうしても途中で東京や千葉の渋滞地帯を通るからぶっちゃけすごい疲れるんですよね。渋滞って想像以上に疲れがたまりますから。。
なにより渋滞道を通らなきゃいけないとなると、ツーリング自体のモチベーションがハンパなく削がれます。
かといってアクアラインも土日や通勤時間帯はけっこう渋滞も多いみたいだし有料ですからね。
どちらにせよ房総半島にたどり着くまでに疲れてしまいます。
その点、東京湾フェリーを利用すればただ座ってるだけで金谷まで行ってくれるので疲れはほぼ0の状態で房総半島に行けると言っていいでしょう。
そんでもって房総半島ツーリングを「体力MAX・気力MAX」の状態で楽しめるわけです。
わかりやすくドラクエに例えるなら
- 房総半島ツーリング=ボス戦(目的)
- 房総半島に着くまでの道=ダンジョンに出てくるザコキャラ戦
みたいなもんです(?)
一般道を走っていくっていうのはボス戦にたどり着くまでにダンジョンで数時間ザコキャラと戦わなければいけないようなもの。
当然MPもどんどん減っていくし、何よりボスにたどり着くまでがしんどいです。
ドラクエの最後の方のダンジョンって階層が多すぎてダレるよね?
あれと一緒です(?)
一方フェリーを使うっていうのはいわばルーラでボスの目の前まで飛んでくるようなもの。
HPもMPも全快状態でボス戦に挑めます。
え?例えがヘタだって?ごめんなさい…
料金が意外と安い
さっきもちらっと書いたけどフェリーって思ったより料金が安いんです。
750cc以上 | 750cc未満 | 125cc未満 | |
---|---|---|---|
アクアライン(ETC) | 1280円 | 1280円 | 走行不可 |
アクアライン(一般) | 4800円 | 4800円 | 走行不可 |
フェリー | 4620円 | 3800円 | 3250円 |
↑は往復の料金です。
ETCついてない人は普通にフェリーの方が安いんですよね。
しかもフェリーならガソリン代もかからないし。
125cc未満の人はそもそもアクアライン走行不可ですからフェリーを使うっていうのは大いに「あり」だと思います。
参考までに電車で行った場合の料金も調べたところ、
久里浜駅から金谷港駅まで往復で5480円かかりました。
人だけ載せてもこれだけかかる訳だから、いかにフェリーがお得か分かります。
早い
たとえばグーグルマップナビで「久里浜港」から「金谷港」までのルートを検索すると、予想所要時間がアクアラインを使って約3時間。
一般道で5時間かかりました(渋滞具合によってけっこう変化するものと思われます。)
一方、フェリーを使えば40分で着くのでフェリーの方が圧倒的に早いです(出港30分前には港に到着してなくちゃいけないから実質1時間10分ってとこかな?)
公式ページで見たところ、東京湾フェリーのスピードは時速24km。
数字だけ見るとあんま速く見えないですが信号やカーブがないので思った以上に早く着きます。
簡単に乗れる
フェリーの乗り方は想像以上にカンタンです。
- 受付で切符買う
- スタッフの指示に従って乗船
これだけですから。
予約も何も必要ありません。
思いついたその日にフェリーに乗ることだって全然OKです。
まとめ
以上、東京湾フェリーにバイクで乗った話でした。
最後に東京湾フェリーのメリットを超カンタンにおさらいすると、
ってわけです。
東京湾フェリー最高!
フェリー降りた後の続きは↓