毎年思うことなのだが、今年も番組表を見て思った。
大晦日のテレビがつまらない。
文句言うなら見るなよ
そう言われれば返す言葉は一つもない。
テレビがつまらないなら見なければいいだけの話である。
そもそも普段からそこまでテレビを見ていないのだから、大晦日だって見なければいいのだ。
しかしなぜだか
「大晦日はテレビを見ながら過ごしたい」
という気持ちが昔からある。
人は「あと○個しかない」「この世にたった1つしか存在しない」といった限定物にどうしても弱い。
大晦日も年に一度しかない”限定物”なので、どうしても普段とはちがう特別な日にしたいという願望があるのかもしれない。
そして友人のいない僕にとって、その特別感をもっとも味わいやすいのがTVなのだ。
あの大晦日特有の『お祭り感』を味わいたいがためにTVを見てしまうのだろう。
大晦日のテレビがつまらないなら…
「大晦日のテレビがつまらないなら、テレビ以外で大晦日を楽しめばいいじゃないか」
そう思い、何度か”テレビを見る以外”で大晦日を過ごしたことがある。
以下はここ数年やってきた大晦日の過ごし方だ。
- 5chを見ながら年越し
- 一人でゲームをやりながら年越し
- いやらしい動画を見ながら年越し
- 22時ぐらいに眠ったまま年越し
どれも年を越した後、激しい虚しさがこみあげてきた。
とくにいやらしい動画を見ながら年越ししたときは、
「なにやってんだ俺…」
という虚無感と後悔と自己嫌悪の混ざったあの感情を、いつもの賢者タイム以上に強く抱かされた。
もうあんな寂しい年越しはしたくない。
やっぱりあのお祭り感はテレビじゃなきゃ味わえない。
だから「大晦日のテレビはつまらない」とか抜かしつつテレビを見てしまう。
2021年の年末番組もつまらないのか?
年末番組が毎年つまらないといっても、2021年の年末番組は面白いかもしれない。
2021年は何といっても「笑ってはいけないシリーズ」が放送されないのがいつもと大きく違う点だ。
というワケで、2021年12月31日19時の地上波ラインナップを見てみよう。
- NHK・・・NHKニュース7
- NHK教育・・・クラシックTV
- 日テレ・・・笑う大晦日
- TBS・・・ボクシングタイトルマッチ
- フジテレビ・・・RIZIN(格闘技)
- テレ朝・・・ザワつく!大晦日
- テレ東・・・年忘れにっぽんの歌
・・・。
毎年思うんだけどさ…
格闘技2枠もいらなくない?
まあ格闘技好きな人が大勢いるから放送するんだろうけど、1枠でいいよね。
格闘技に興味ない人は2枠つぶれちゃうじゃん。
続いて気になったのは『ザワつく!大晦日』。
毎週金曜日の7時に放送してる「ザワつく!金曜日」の大晦日バージョンだ。
3年連続で年末に放送されるということは、それだけ視聴者の多い番組なのだろう。
ただ個人的にはメイン出演者である
- 長嶋一茂
- 高嶋ちさ子
- 石原良純
のなかに大嫌いな人間が1人混ざっているので見る気にはなれない。
誰なのかは想像に任せる。
続いてテレ東。『年忘れにっぽんのうた』。
出演者ラインナップを見てみたが、対象年齢は50代以上といった感じの番組だった。
基本的に演歌・歌謡曲の人しか出ない。
NHKは『NHKニュース7』。
ニュースは以下の理由で見ない。
>>ニュースが時間の無駄である7つの理由[人生損しまくってるぞ]
NHK教育は『クラシックTV』。
クラシックはごくまれに見ることがある。
作業中BGMとしても意外にあり。
残るは日テレの『笑って年越ししたい!笑う大晦日』。
笑ってはいけないシリーズの代わりに放送されるお笑い番組らしい。
出演者は以下のとおり
【MC】
引用:https://tv.yahoo.co.jp/program/?sid=697949
ナインティナイン、バナナマン、千鳥
後藤輝基、川島明、渡辺直美
【出演】
サンドウィッチマン、かまいたち、チョコレートプラネット、霜降り明星、チュートリアル、ノンスタイル、銀シャリ、空気階段、錦鯉、ジャルジャル、ナイツ、ニューヨーク、バイきんぐ、バカリズム、爆笑問題、ハナコ、見取り図/竹中直人、神尾楓珠、髙嶋政宏、小手伸也、登坂淳一/芳根京子、梅沢富美男、デヴィ夫人/出川哲朗、上島竜兵…
面白いかどうかは始まってないのだから何とも言えない。
ボクの場合はこれまで説明したように他に見る番組がないので、消去法でこれを見ることになりそうだ。
まぁ実際は真剣に見るというよりも、食事中や作業の合間にチラッと見る、といった感じになると思うが。
※追記
『笑って年越ししたい!笑う大晦日』 を実際にいくらか見てみた。
感想は…う~ん、微妙。。
好きな芸人も何組か出ていたため、楽しめる部分がまったくなかった訳ではない。
ただこのあと正月番組でお笑いネタ番組がこれでもかと続くことを考えると…
もう少し違う構成がよかったんじゃないかとは思う。
大晦日のテレビが退屈だと言われる理由
大晦日のテレビが退屈だと言われる理由。
それは先ほどの番組ラインナップを見れば一目瞭然だろう。
- NHK・・・NHKニュース7→紅白【固定】
- NHK教育・・・クラシック【固定】
- 日テレ・・・笑う大晦日
- TBS・・・ボクシングタイトルマッチ【格闘技orSASUKEorスポーツ枠】
- フジテレビ・・・RIZIN(格闘技)【固定】
- テレ朝・・・ザワつく!大晦日
- テレ東・・・年忘れにっぽんの歌【固定】
日テレとテレ朝以外、毎年ほぼ同じラインナップなのだ。
もっといえば2006年~2020年までは日テレが『ガキ使』で固定。
2018年までテレ朝はクイズ番組が多く、2019年からは『ザワつく大晦日』が3年連続で固定。
まあNHKの紅白とクラシックは一生変わらないだろうし、一定の需要もあるだろう。
だが民放はもう少し代わり映えのあるラインナップを用意できないものか?
格闘技やスポーツに興味がない人はその時点で2つ潰れてしまう。
テレ東の歌番組はターゲットの年齢層を絞りすぎ。
テレ朝はあのMC3人が合わないとキツイ。
結局そういった人は、消去法で毎年『ガキ使』しか見るものが無くなる。
ただガキ使もここ最近はマンネリ感があり、「笑ってはいけない」というより「笑わなきゃいけない」に見えてしまうシーンがよくある…との声も多い。
そうしたことを考えると「大晦日のテレビはつまらない」と言われるのは納得である。
テレビ見なきゃいいじゃん…