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マスク社会のデメリット9つ [マスク着用で感染リスクが上がる可能性も]

コロナ禍の現在、マスク着用が当たり前の社会になった。

それどころか

「マスクをしてない人間は犯罪者だ」

と言わんばかりの世の中になってしまった。

正直言ってボクはこの風潮は狂ってるとしか思えない。

というのもマスク着用のデメリットを完全に無視しているからだ。

マスクの良い面ばかりが注目され「マスク着用=正義」といった風潮さえ感じるが、実はマスク着用には9つものデメリットがある。

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コロナ禍におけるマスク社会のデメリット

「マスクをすれば感染率は下がる」

誰もが当たり前のようにそう思っているだろうが、実は必ずしもそうとは言えない。

それどころかマスク着用によって感染リスクが上がる可能性すらも0ではない

どういうことか?

接触感染リスクが上がる

想像してみて欲しい。

マスク着用によって飛沫を防いだとする。

では防いだ飛沫はどこに行くか?

顔やマスクにべったりついているのだ。

ところが普段からマスクを着用している人も、昼食時などにはマスクを外さないわけにはいかない。

問題はこの時だ。

飛沫のベッタリついたマスクを手で触る。

ここでまず手にウイルスが付着する。

さらにウイルスのついたマスクをポケットにしまう。

これでポケットや衣服にもウイルスが付着する。

ウイルスがベッタリついた顔を無意識にさわる。

さらにウイルスが付着

そんな手で椅子やテーブル、ドアノブ等を触る。

・・・もはやそこら中ウイルスだらけである。

おまけに同じマスクを何日も使うという人も決して珍しくない。

研究データによると、マスクに付いたウイルスは7日間感染力が持続するという。

こんなものを至る所に持ち運んでいたら、マスクそのものが感染伝達ツールになってしまう。

以上がマスク着用により接触感染のリスクが上がる理屈である。

免疫力低下

コロナ感染予防に免疫力が重要だということは、あらゆる専門家の意見で一致している。

重症化しやすいかどうかの違いも、免疫力がカギを握るとのこと。

しかしこの免疫力を下げてしまうのが今のマスク社会なのだ。

ストレスが溜まることで自律神経のバランスが崩れ、免疫力が下がることは一般的にも有名な話。

しかし今のマスク社会こそが、ストレス発生の原因になってるといっても過言ではない。

たとえば「絶対マスク主義」の人は、マスクをしてない人を見てイライラする。

その結果

ストレスが溜まる→免疫力が下がる→感染リスクが上がる→他人に移すリスクも上がる

という風に、自らが他人にコロナを移すリスクを上げてしまっているのだ。

そう考えると、

「マスクをしてない奴らが感染者を増やしてるんだ」

という者がよくいるが、他人に対して神経質になりすぎることで、自分がコロナに感染して他者に広めてしまう可能性もあるわけだ。

また逆パターンもある。

マスクをしたくないけど、周りの目が気になるから仕方なくマスクをしてる人。

これも我慢してマスクをしてるワケだからストレスが溜まり、結局免疫力が下がってコロナに感染しやすくなってしまう。

これらは完全にマスク監視社会の弊害であるといえるだろう。

マスク依存症の増加

マスク依存症とは、マスクで顔を隠さないと落ち着かないという状態だ。

顔の半分を覆うことで周囲との間に小さな壁を作り、なんとなく安心感が得られる。

僕も大学時代マスク依存症になり、夏だろうがどこに行くにもマスクをしていた。

一度マスクをすることが当たり前になってしまうと、今度は外すのが怖いという気持ちが出てくる。

顔をすべて出した状態がとにかく落ち着かないのだ。

今後仮にコロナ騒動が終息することがあっても、マスクを外せない人が相当数増えるだろうと、自らの経験から予測できる。

コミュニケーションの阻害

しかし常にマスクをした状態というのは大きな欠点がある。

円滑なコミュニケーションの阻害だ。

「人は見た目が9割」という本が過去に流行ったが、実際人の印象を決める際、人の表情から得られる情報がかなりのパーセンテージを占める。

そのとき一番重要な役割をしているのが「口元」だ。

しかしマスクをしてしまうと肝心な口元の表情が隠れてしまう

目だけでは相手が笑っているのか怒っているのか判別が困難になる。

よく「無表情の人は何考えてるか分からない」というが、マスクをしている状態は、相手から見れば無表情であるのと変わらない状態だ。

日本中どこに行っても無表情だらけ。寂しい世界だとは思わないだろうか?

また、マスクをした状態では会話が聴き取りづらくなるという問題もある。

お互いに聞き返す回数が増えるのはストレス以外の何物でもない。

そしてストレスが溜まれば、さっき言ったように感染リスクが高まることにつながる。

コンビニ等ではビニールカーテンとの相乗効果でかなり声が聴き取りづらくなってるが、ストレスがたまり逆効果になるのではないだろうか?

子供の健全な成長を阻害

保育園の現場では、マスクのせいで子供との意思疎通が困難になっているという声が止まらない。

言葉よりも表情で理解することが多い子供は、マスクをつけた保育士の意図が伝わりづらいという。

子供は長い年月をかけて人の表情を学習し、それが後に「他人の気持ちを理解する能力」につながっていく。

しかしこの時期に大人がみんなマスクをつけていたらどうなるか?

相手の気持ちを察することのできない大人に成長する可能性も出てくる。

ほかにも脳に酸素が行き渡らなくなることで、

  • 集中力の低下
  • 学習能力の低下
  • 思考力の低下

など様々な弊害がある。

子供の健全な発達を考えればマスク社会は悪影響と言えるだろう。

マイノリティの迫害

中には体質によってマスクがつけられないというマイノリティも存在する。

マスクをつけると熱が出たり気分が悪くなったり、顔が腫れ上がったりという人が一定の割合でいるのだ。

マスクをしてない人間を犯罪者扱いするこの世の中で、彼らが理不尽な思いをさせられているのは想像に難くない。

「マスクしてない=悪」

と決めつけて攻撃している人たちは、彼等を見分ける特殊能力でも持っているのだろうか?

そうでなければ全く弱者への思いやりにかけた人間である。

そんな思いやりのない人間が、どの口で他人を

「自分勝手だ」

だの

「想像力がない」

だの批判しているのだろうか?

自らの想像力のない脳みそを棚に上げるのもほどほどにしてほしい。

マスクがあれば移さないという慢心

マスクがあればウイルスを完全に防げる。

なんとなくそんな風に思ってる人も多いだろうが、実はこれは全くの間違い

マスクによる飛沫防止効果は50~80%程だ。

それどころかエアロゾルという微粒子になれば、かなりの量が漏れるという。

最強マスクといわれる「N95」ですら完全には防げない。

この「マスクさえしてればOK」という慢心が引き起こす悪い例がある。

例えばこんな話だ。

電車にマスクをしていない一人の女子高生が乗っていた。

そこにマスクをした50代ぐらいの男がやってくる。

「マスクをつけろ!お前みたい奴がいるから…」

男は女子高生に大声で説教をし出した。

あほの極みである。

だがこういった話は全国で起こっているという。

・・・普通に考えて、一人で乗ってる女子高生がしゃべるハズがない。

しゃべらなければマスク未着用だろうが飛沫の飛びようがないではないか。

むしろマスク越しに大声を上げている男の方が、明らかに感染リスクを高める行動をしている。

この男はマスクさえしていれば感染を広げることはあり得ない…と思ってるのかもしれない。

だが先ほども言ったように、マスクをしてようが数十パーセントは飛沫が漏れ出るし、接触感染のリスクも高まる。

手段と目的の入れ替わり

いま話した例は、完全に目的と手段が入れ替わってる好例だ。

もともと飛沫感染を防ぐのが目的のマスク着用だったはずなのに、マスク着用が目的になってしまっているから、こんな馬鹿げた事例が起こる。

つい最近も「鼻だけ出してマスクを着用した受験生」が失格になるという事件があった。

注意された後に受験生が起こした行動が間違っている…という意見に対して異論はない。

だがここで問題としたいのはそもそも鼻マスクを注意する必要があったのかということだ。

鼻マスクからいったいどうやって感染するのだろうか?

くしゃみなら出そうなときだけハンカチ等で覆えばいいだけだし、鼻息で感染が拡大するなんて話は聞いたことがない。

仮にあったとしても0.0000001%ぐらいだろう(数字はテキトー)。

そんなのまで気にしだしたらもはや日常生活など不可能だ。

そしてこの男を注意して結局どうなったか?

ある記事によるとマスクをつけるつけないで試験官と言い争いをしていたらしい。

挙句の果てには他の受験生皆が教室を移動するハメになったとのこと。

・・・本末転倒じゃないか。

受験生にとっては集中力が削がれるし、言い争うことで却って感染リスクも高まる。

鼻マスクを見逃していれば、おそらく男も黙ってテストを受けていただろう。

こんなことを書くと勘違いする人もいるだろうから一応言っておくと、ボクはこの受験生を擁護しているわけではない。

ぶっちゃけこの人が失格になろうがどうでもいい。

「ルールを守ること」にこだわった結果、感染を防ぐという本来の目的を見失い、却ってリスクを増やしてしまっては元も子もないだろう…ということが言いたいだけだ。

マスク義務化後に感染者数が上がったという統計もある

マスク着用を義務付けた州とそうでない州の感染者数を比較した結果、なんとマスク着用を義務付けている州の方が感染者数が多くなったというデータもある。

また、科学的根拠として信ぴょう性が高い実験方法である「RCT」では、マスクの着用・不着用での有意差は見られなかった。

マスク、ランダム化比較試験で『有意差なし』|日々予め幸せ
デンマークの6,000人以上を対象としたランダム化比較試験(RCT)で、マスクを着用した人と着用しなかった人でCOVID-19のウイルス感染率に有意差が無かったという論文が発表された。 ACP Journals www.acpjournal...

コロナとよく比較されるインフルエンザでも同様に、マスクに予防効果はないと結果が出ている。

https://www.thcu.ac.jp/uploads/imgs/20171024085000.pdf

また下のグラフでは、マスク着用命令を強めた以降に感染者がどんどん拡大していることが分かる。

引用:https://note.com/jinniishii/n/n98735cd0778d

表中の「MANDATE」というのは命令という意味。

グラフの縦軸は感染者数を表している。

青・水色がスペイン・フランスで、黄色がマスク着用を推奨してないスウェーデンだ。

これはほんの一例にすぎず、マスク義務化後に効果が見られなかった国の例は挙げればキリがない。

以上のようにマスクでは感染者が減らないというデータも数多くあるのが現状なのである。

(マスクをすることで感染者が抑えられたというデータも存在するので、100%効果がないと断言はできない)

※富岳の実験がよく挙げられるが、アレはマスクの限定的な一瞬の効果だけを測ったシミュレーション。時間経過によってウイルスがマスクに溜まることやその後の行動などは考慮されておらず、マスクで感染者が減るという絶対的なエビデンスにはなっていない。

おわりに

今回書いたことを思慮に入れれば、そう簡単に「マスク着用のメリットがデメリットを上回る」とは言い切れないのではないか?

と考えている。

少なくともマスク未着用者を犯罪者扱いする世の中は狂ってると断言できる。