クラウドワークスを初めて4日目。
とあるプロジェクトに申し込んでみた。
「リライト案件」というものだ。
リライトとは書き直すという意味。
募集詳細には”正しい日本語に自信がある人歓迎”と書いてあった。
「ヘタな文章をしっかりした文章に書き直してくれ!」
という内容かと思い、文章力に自信のあるボクは応募してみた。
この時の僕は、まさかこれが深刻な悪質案件だとは思いもしなかった。。
リライト案件の作業内容[クラウドワークス]
翌日、向こうから
「ぜひ契約しましょう!」
との回答が返ってきた。
その後、すぐに契約を承諾。
しばらくすると詳しい作業内容が送られてきた。
そこには20個ほどファイルが羅列されている。
それらを全て書き直して欲しいという。
具体的な指示は全くない。とにかくリライトして欲しいとのことだ。
一本につき100円の報酬を出すらしい。依頼者によると一本10分ほどで終わるそうだ。
「こりゃ確かにひでぇな」
用意された原稿は中学生が書いたのかと思うほどヒドい文章だった。
とりあえず明らかに間違ってる表現を修正する。そのほかにもチョイチョイ文章を読みやすくする工夫を施し、依頼者に見せてみた。
すると、ほどなくして依頼者から回答が返ってきた。
「もっとガッツリ変えてください!見出しの順番も変えてください!言い回しも50%以上、元の文章と被らないように変えてください!あと○○って言葉が出てきたら絶対削除してください!」
・・・ん?それ10分でできなくね?
っていうか何で見出しの順番換える必要あるの?
言い回しも明らかに間違ってるヤツ以外は変える必要ないよね?
へたくそな文章を修正してくれ…っていう作業じゃないの??
リライト=パクリ
これはもしやと思い、リライトを指示された原稿内の文章をコピーし、Gogleで検索してみた。
ボクの予測は当たっていた。
指示された原稿と全く同じ記事が、すでに他のサイトにアップされているのだ。
つまり、リライトを指示した原稿は、他の誰かが別サイトで執筆した記事のパクリだということだ。
ボクはこのとき初めて理解した。
この依頼者が言うリライトの意図は要するに、
余所からパクった記事をパクリだとバレないように順番や言い回しを変えてくれ
ということだろう。
リライト=パクリだとバレないように編集する作業
ボクは頭にきた。
まじめにブログを運営してきたものとして絶対に許せない。
たった一記事書くのにどれだけ苦労すると思ってるんだ。
人が苦労して作った文章をまるまるパクッて、それを分からないように見出しの順番や言い回しだけ換える。
こんな卑劣な行為があるだろうか。
コイツはこうした悪質な盗作を、何も知らないクラウドワーカーにやらせて記事を量産する。
そうして作り上げたサイトに人を集めて、金を稼いでいるのだろう。
外道以外の何物でもない。まさにゲスの極みだ。
そんな汚い真似で金稼ぎしてお前は何とも思わないのか?
てめえらの血は何色だ!!
まとめ:クラウドワークスのリライト案件は気を付けたほうがいい
その後ボクは
「アンタの盗作に手を貸すような真似はしたくない」
というニュアンスの文章を依頼者に送り、契約を一方的に破棄した。
しかし、おそらく今回のケースは氷山の一角に過ぎないのだろう。
なぜならクラウドワークスには「リライト」と称した案件がほかにも山ほどあるからだ。
ただし全部が全部、今回のような悪質なケースだとも言い切れない。
中には最初にボクが想像したように「純粋な記事の校正」を募集してる案件もあるのだろう。
最近ウェブ検索をすると、そっくりな内容のページが何個も出てくることが多い。
そうしたページはおそらく今回の依頼者のような人間が作っているのだろう。
閲覧者側からしても、似たようなページを何個も並べられちゃ迷惑な話である。
こんな盗作サイトのせいで、僕らのように真面目にやってるブログが検索結果から外されてしまう。
そう考えると心の底から怒りがこみあげてくる。
そして何より、人が苦労して作った記事を平気でパクれる神経が人として終わってる。
こうした心の腐った連中をボクは絶対に許さない。