「バイク乗りはおっさんばっかりだ!」
こんなセリフを最近よく耳にするけどそれってホントなの?
確かにバイク屋とか行くとおっさんしかいないよね
ってことで
「本当にバイク乗りはおっさんばかりなのか?」
ってことを調べてみました。
バイク乗りは本当におっさんばかりなのか?
さて、どうやって調べようか。
バイク用品店に一日中張り付いて、来た客がおっさんかどうか一人ずつカウントしていく、、っていうのも考えましたが、やっぱり面倒くさいんで即却下。
となると、やっぱりGoogleさんに聞くしかないよね?
ってワケでしばらく検索してみると、目的のものが見つかりました。
上のグラフは「日本自動車工業会」の年齢別バイク購入者の統計データをボクが円グラフに加工したものです。
注目してほしいのはグラフの一番多くを占める青い部分。
なんと一番購入が多いのが50代で、その割合は約30%となっています。
さらに驚きなのが続いて多いのが60代の26%。
つまり、バイク新規購入者のうち半分以上が50代以上ということになります。
おまけに平均年齢は54.7歳!!
ちなみにその後は40代17%、70代12%、30代7%、20代4%、10代1%と続きます。。
仮に30代もおっさんに含めるとするなら、なんとバイク購入者の9割以上がおっさんということに。。(30代をおっさんから除外しても9割近くがおっさん)
でも女性ライダーもいるからおっさんとは限らないよ?
バイク乗りの男女比率は「男9:女1」、もしくは多くても「男8:女2」ぐらいと言われています。
なので、ほぼオッサンだと思って問題ないでしょう。
・・・っていうか20代と10代合わせてもたったの5%って…
70代の12%にも負けてんじゃん。。
この統計を見る限りじゃ、「バイク乗りがおっさんばかり」っていうのは間違ってないように見えますよね…
SNS上だとおっさん以外のライダーも多い?
でも、ちょっと待って!
ボクはTwitterのアカウント持ってて、バイク乗りだけで1000人ぐらいフォローしてるんだけど、、
そんな「おっさんばっかり」って印象でもないよ?
確かにTwitterだと10代・20代のライダーがかなり多いよね
・・・あ!
よくよく見るとさっきの統計、「新車バイク購入者」の統計でした。
つまり、中古で買った人や譲ってもらった人なんかは統計に入ってないってこと!
若い人はあまりお金を持ってない人が多いから、中古で買ったりする人もけっこう多いだろうし、実際はさっきの統計よりもうちょい若者の割合が増えるのかもしれない。
現にボクが乗ってるVT400sもバイク王で買った中古だし。
・・・とはいっても、おっさんだって中古バイク買うし、そこまで数字が大きく変わるってこともないのかな?
twitterだと若いライダーが多く見えるのも、単純に「Twitterの利用者に若い人が多い」っていうのが大きいだろうし。。
実際にライダーの目から見ておっさんは多いのか?
さっき言ったように、統計だけだと中古バイク購入者がカウントされてないから、絶対におっさんが多いとも言い切れない。
そこで、実際にライダーであるボク自身から見て、ホントに「バイク乗りはおっさんばかり」なのか思い返してみる。
・・・
・・・
・・・やっぱおっさんばっかだわ。。
ナップス行ってもおっさんが多いし、バイク王もおっさんばっかり。
道の駅に集まってるのもヘルメット取ったらだいたいおっさん。
そして僕自身もおっさん。
twitter上だと「バイク女子」とかいっぱい見るんだけど、
リアルじゃホントにまず見かけない。
バイク女子とか都市伝説じゃないの??
って思っちゃうぐらいにマジで見かけない。
バイク乗りの高齢化がマジでヤバイ
年々おっさんライダー率が増えて行ってるなんて話もよく聞きます。
そこで今度は過去20年の年齢別バイク購入率の統計をグラフにしました。
2001年には50代以上の割合が29%だったのが2019年には68%まで上昇。
20年でなんと39%も上がっています。
こうしてグラフにしてみるとバイク乗りの高齢化がかなりヤバイのが分かりますね。
昔は10代で17%、20代で18%もいたのに、今となっては2世代合わせてもたったの5%ですよ。。
10代1%とかヤバッ!
結論:やっぱバイク乗りはおっさんばかりだった
統計的に見ても実際の目で見てもやっぱりバイク乗りはおっさんばっかりでした。
若い人がもっと乗ってくれないとバイク市場はどんどん縮小していくばかり。
新しいバイクも全然発表されないし、最近は生産終了になるバイクも少なくないです。
・・・もうちょいバイク流行ってくれませんかね?