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批判が嫌ならSNSやめろという風潮が嫌い

これっておかしくない?

最近twitterやヤフーニュースのコメント欄などを見ているとこんなコメントをよく目にする。

「批判が嫌ならSNSやめろよ」

「有名人なんだから叩かれるのは当然」

「炎上商法だ」

そしてこれらのコメントに「いいね」が山ほどついているのだ。

ボクはこれがどうにも納得ならない。

批判が嫌なら…というが彼らに浴びせられているもののほとんどが批判ではなく単なる誹謗中傷だ。

数百、数千という誹謗中傷を受ければよほど図太い人間でもない限り、傷つくことは避けられないだろう。

また、そもそも考えてみてほしい。

わざわざ好きでもない芸能人のブログやtwitterを見て誹謗中傷のコメントを書く。

この時点で異常ではないか?

ぼくだって嫌いな芸能人など星の数ほどいるが、だからといってわざわざその人のブログを見に行ってコメント欄に悪口書いてやろうとまでは思わない。

ぼくだけでなく大半のまともな人間はそうだと思っているが違うのだろうか?

会社じゃいい顔してる同僚のAさんも、家に帰ったらわざわざ嫌いな芸能人のブログを開いて悪口を書き込んでいるのだろうか?そうだとしたらドン引きだ。

とにかく芸能人の悪口を書き込む人間は少なくとも僕から見ると異常だということだ。

snsを辞めるというのはそんな異常な人間に気を遣ってやめるということになる。

普通にマナーを守ってsnsを利用している有名人が、なぜそんな異常な人間に気を遣ってsnsを辞めなければならないのか。とても不可解である。

辞めるべきは有名人側ではなく誹謗中傷を書き込む人間の方だろう。

ここで他のものにたとえてみよう

たとえば、、

A君があおり運転の被害にあった。

その場はなんとかやりすごしたA君だったが、家に帰ってからブログでそのことについてつぶやく。

A君「いやあ、ホントあおり運転する奴は許せないな。公道走るのが嫌になるよ」

赤の他人B「あおり運転されるのが嫌なら車の運転するな!」

本来責められるべきは間違いなくあおり運転をした人間。

A君は何も悪いことはしていない。

にもかかわらずなぜかA君に車に乗るなという無茶苦茶な暴論。

赤の他人Bの言ってることがおかしいのは一目瞭然のはずだ。

芸能人にSNSを辞めろというのも同じことである。

本来責められるべきは間違いなく誹謗中傷した人間。

芸能人側は何も悪いことはしていない。

にもかかわらずなぜか芸能人側がSNSを辞めろと言われる

これはA君に車に乗るなというのと同じぐらいの暴論に聞こえてならない。

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スルースキル?

「スルースキルがないな」

「気にしなければいいのに」

(スルースキルというのは簡単に言えば受け流す能力のこと)

こういうコメントもちらほら見られるが、ほとんどの場合、これは自分が全然関係ない安全な場所にいるから言えることだ。

こういったコメントをしている人間の中で、実際に自らが何百何千もの誹謗中傷を受けて平気でいられる人間などほとんどいないのではないだろうか。

少なくとも僕はそうだ。

数百どころか例えば会社や学校なんかでの1つ2つのほんのささいな批判的な言動ですら、簡単に傷ついて何日も引きずってしまう。

これが不特定多数からの誹謗中傷となったらいつメンタルをやられてもおかしくない。

こんなメンタルの弱い人間はSNSをやる権利はないのだろうか?

いや、そんなことはないはずだ。

メンタルが弱いというのは言い方を変えれば人の痛みに敏感だともいえる。

弱い人間だからこそできる発信だってあるし、それに共感する人間も少なからずいるだろう。

誹謗中傷をスルー出来る人間だけしかSNSをやってはならないというのなら、SNS界はもはや図太い人間、もしくは鈍感な人間だらけのコミュニティになってしまう。

炎上商法?

「炎上商法」この言葉もやたら最近聞くようになった。

なんとかの一つ覚えみたいにこの言葉を使ってるのを見るとあきれてしまう。

炎上商法っていうのは要はわざと批判されるようなことを言って注目を集めること。

世の中にそういうやり方で注目を集める人は確かにいるけど・・・

しかし最近はほとんどが的外れな場面でこの言葉が使われているように思える。

ほとんどが結果として炎上してるだけであって、狙ってやってるわけではない。

というかそもそもわざわざ炎上させる人間(必要以上に批判したり騒ぎ立てる人)の方がどうなの?って感じだけど。

春名風花さんが匿名での誹謗中傷を提訴

最近の出来事だと、春名風花さんという女優さんが匿名での誹謗中傷に対して提訴するらしい。

話によると何年間も匿名での悪質な誹謗中傷に苦しんできたんだとか。

案の定、

「芸能人なんだから批判は当たり前だ」

「snsを辞めれば済む話だ」

などと春名風花さんを責めるコメントが多いことになんだか悲しい気分になった。

こんな風潮が匿名での誹謗中傷をよりしやすい環境にしているのではないかとも思う。

よくよく見てみると彼女はまだたったの18歳。

しかも自分でバイトして裁判の費用まで稼いだんだとか。

すごい立派だよね。

まとめ

「批判が嫌ならsnsを辞めろ」

これは良くない風潮だと思う。

批判で傷つきやすい芸能人ってたぶんもともと優しくて繊細な人が多いと思うんだ。

そんな人が一部のおかしい人たちのせいでSNSを辞めちゃうのはもったいないし、責めるべき相手が間違ってると思うんだ。

SNSっていうのは本来は芸能人の生々しいコメントが見られたり、直にコミュニケーションが取れたりする楽しい場所のはず。それがなくなったらその人のファンだってがっかりしちゃうよね。

SNSをやる権利は誰にだってあるはず。

メンタルが弱い奴はsnsやるななんて意見ばかりが目立つのはなんだか寂しいね。。

コメント

  1. シバショー シバショー より:

    誤字の指摘コメントありがとうございます。修正しておきました。