近年ネットカフェ(漫画喫茶)では完全個室を導入する店舗が増えていますね。
完全個室は従来のブース席とはちがい、完全に周囲が囲まれた鍵付きの部屋になっています。
それゆえ防音性や安全性が一段とパワーアップし、今までよりもはるかに寝泊りしやすい環境になりました。
となると、こんな疑問が浮かんできます。
ビジネスホテルとネットカフェ、どっちに泊まるのが得なの?
というわけで今回はビジネスホテルとネットカフェを徹底比較していきます。
なお今回の比較では、ネットカフェは現在店舗数が一番多い「快活clubの完全個室」を対象にしました。
ビジネスホテルのメリット
それではまずビジネスホテルのメリットから挙げていきましょう。
- ふかふかの布団で寝られる
- 大浴場がある
- 防音性が高い
- 部屋が広い
- 部屋から出なくていい
ふかふかの布団で寝られる
ビジネスホテルがネットカフェよりも優れている点として大きいのが、
「ふかふかの布団(ベッド)」があるということ。
長時間におよぶ旅で体は疲れ果てて、やっとやっとホテルにたどり着く。
そして部屋に入り、緊張から解放されると同時にふかふかの布団に倒れこむ。
この瞬間がたまらないんですよね。
これは漫喫の硬いマットじゃ味わえない至福の瞬間です。
やっぱりマットの上で寝るのとふかふかの布団の上で寝るのじゃ気持ちよさが全然違いますね。
布団に寝っころがってテレビを見るのが最高なんだよね
大浴場がある
ビジネスホテルにはたいてい大浴場があります。
やっぱ旅といったら大浴場じゃないですか(?)
シャワーで済ますのとは違い、湯船にしっかりつかることで疲れが癒されます。
とくに冬場の場合は湯船の中でしっかり温まりたいですよね。
防音性が高い
ネットカフェの個室はある程度の防音性はありますが、それでもやはり完ぺきというわけではありません。
完全個室は基本的には静かなことが多いのですが、店舗によってはドアの開け閉めの音がけっこう響いたり、夜に掃除機をかけたりということもありました。
夜中に掃除機はなしでしょ…って思うけどね
ビジネスホテルではそんなことはないので、
防音性においてはビジネスホテルの方がやはり安心できます。
部屋が広い
やっぱり広い部屋というのは開放感があっていいですよね。
広いからといって特別できることが増えるワケでもないですが、それでもやっぱりなんとなく広いと落ち着きます。
部屋から出なくていい
ネカフェに完全個室ができたと言ってもトイレやシャワーは部屋の外にあります。
このとき部屋の外に出なければならないというのが地味にしんどいんですよね。
また共用のトイレだと汚れていたり悪臭が残っていたりするので、なるべく自分一人で綺麗なトイレを使いたいもの。
一方ホテルなら部屋の中にトイレがあり、大浴場を使わずにシャワーで済ませることもできます。
一度部屋についたらチェックアウトまで部屋から出ないことも可能なんですよね。
ビジネスホテルのデメリット
今度は逆にビジネスホテルのデメリットです。
- 価格が高め
- 予約が必要
- マンガがない
- ドリンクバーがない
価格が高め
ビジネスホテルの価格は素泊まりでも4000円~6000円ぐらいのところが多いです。
4000円代ならけっこう安いほうで、基本的には5000円以上はするところがほとんどかな?
一方ネットカフェはナイトパックなら8時間2000円程度で一晩過ごすことができます。
予約が必要
ふらっと予約なしで立ち寄れる漫喫とはちがい、ビジネスホテルは予約が必要です。
とはいえ最近はスマホからでもかんたんに予約できるので、そこまで面倒でもありませんが。
ボクはホテル選びはだいたい楽天トラベルがじゃらんだね
漫画がない
これはネットカフェとの大きな違いですね。
ビジネスホテルでも多少のマンガが置いてあるところもありますが、基本的にはネットカフェほど多くのマンガは置いてないと思った方が良いでしょう。
ただもともとマンガを読むつもりがないならこれはデメリットにはなりません。
ドリンクバーがない
ビジネスホテルには基本的にドリンクバーがありません。
食事つきのプランにすれば食事時だけドリンクバーが使えることもありますが、常に使えるわけではないし、料金も高くなってしまいます。
ネットカフェのメリット
では次にネットカフェのメリットを挙げていきましょう。
- マンガ読み放題
- ドリンク&ソフトクリーム飲み食べ放題
- 朝食無料サービス
- 価格が安め
マンガ読み放題
なんといってもネットカフェのメリットはこれですよね。
マンガ読み放題。
っていうか、もともと宿じゃなくてマンガ読むための店ですからね。
漫画を読める上に泊まれるって、メチャクチャお得なんですよ。
ドリンクバー&ソフトクリーム無料
ジュースいつでも飲み放題&ソフトクリーム食べ放題ってのはたまんないですよね。
ボクはソフトクリーム大好きマンなので、一回の来店で5回ぐらいおかわりすることもあります。
快活クラブの無料ソフトクリーム最高。5回ぐらいおかわりしてしまった。 pic.twitter.com/fnvPgZNvql
— シバショー (@shibasho0) 2019年10月5日
ただ基本的に個室内では店内の飲食物を飲み食いできないので、店内にある飲食スペースで飲み食いしなければなりません。
朝食無料サービス
ネットカフェの「快活club」では毎朝6:00~10:30まで朝食無料サービスをやっています。
そしてなんといってもおすすめなのが無料ポテト
先日マツコの番組でも美味いポテトとして取り上げられたようですが、とにかくサクサクで超うまいんです。
こんな美味いポテトが無料で食べ放題ってマジでいいんですか?って感じ。。
ぶっちゃけこの無料ポテトだけでも行く価値は十分あります。
ただし無料朝食は導入されていない店舗もあるので前もって下調べが必要です。
さっきマツコの番組で快活クラブのポテトがうまいポテト一位として紹介されたらしい。快活クラブはツーリング時のボクの宿なんでどうか混まないように。。
#マツコの知らない世界— シバショー (@shibasho0) 2020年1月3日
価格が安め
ビジネスホテルの相場が4000円~6000円前後なのに対し、ネットカフェの料金はかなり安め。
たとえば夜限定のナイトパックだと8時間で2000円程度。
12時間パックでも3000円ちょっとで泊まれます。
ちなみに完全個室ではなく普通のブース席にすればさらに料金を抑えられます。
ただし快適性はかなり落ち、「眠れるかどうかは周りの客次第」という運要素がかなり強くなるのであまりおすすめはしません。
ネットカフェのデメリット
ここからはネットカフェのデメリットです。
- 部屋が狭い
- 防音性はやや不安
- 布団がない
- 大浴場がない
部屋が狭い
ネットカフェの完全個室は大体縦横2m弱ぐらい。
普通に寝たりパソコンをやったりするには何の不便もないですが、狭い場所が嫌いな人はちょっとだけ窮屈に感じるかもしれません。
防音性はやや不安
完全個室は防音性になっているので基本的には静かなものです。
ただし店によってはドアの開け閉めの音が響くところもありました。
また隣の部屋の客が大声&ハイトーンで笑う客で、一晩中そいつの笑い声が聞こえてきたということも。。
アイツはうるさかったなぁ
とはいえよっぽど変な客がいなければ眠れないということはまずないです。
心配なら耳栓を持って行けばさらに安心ですよ。
布団がない
完全個室のネットカフェでもさすがに敷布団が敷いてあるということはありません(掛け布団というかタオルケットのようなものはある)。
寝るのはマットの上かリクライニングシートの上ということになります。
硬すぎて眠れない、ということはないのですが、やっぱりビジホのふかふかの布団と比べると寝心地はどうしても劣ります。
大浴場がない
ネットカフェには無料で使えるシャワーがありますが大浴場はありません。
ただ途中外出はできるので、近くの銭湯などに行くというのもアリです(その分銭湯代がかかってしまいますが)
ビジネスホテルとネットカフェを比較した表
以下はビジネスホテルとネットカフェの特徴を比較した表です。
ビジネスホテル | ネットカフェ | |
---|---|---|
価格 | 4000円~6000円前後 | 2000円~5500円前後 |
布団 | あり | なし |
部屋 | 広い | 狭い |
マンガ | ほぼなし | 豊富 |
ドリンクバー | なし | あり |
予約 | 必要 | 必要なし |
風呂 | 大浴場あり | シャワーのみ |
無料朝食 | なし | あり(しかも激うまポテト) |
トイレ | 室内にある | 部屋の外にある |
以上、ビジネスホテルとネットカフェの違いを比較した結果でした。
まとめると両者の大きな違いは以下の7つですね
- 寝心地 ビジホ>ネカフェ
- 部屋の広さ ビジホ>ネカフェ
- 風呂 ビジホ>ネカフェ
- マンガ ビジホ<ネカフェ
- 料金の安さ ビジホ<ネカフェ
- ドリンクバー ビジホ<ネカフェ
- 無料ポテト ビジホ<<<<<ネカフェ
ビジホにあってネカフェにないものは寝心地の良さと部屋の広さと大浴場
ネカフェにあってビジホにないものは漫画と価格の安さとドリンクバーと無料激うまポテト
勝っているところの数で行ったらネットカフェの方が多いですね。
どっちに泊まるべきかは「寝心地」「部屋の広さ」「大浴場」にどれだけの価値を置くかによって決まると言っていいでしょう。
さいごに個人的に両者の印象をそれぞれ一言でまとめると
って感じです。