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置き勉がダメな理由7つ【なぜ禁止なのか理解不能】

置き勉がダメな理由 これっておかしくない?

ランドセルをキャリーバッグのように運べるようにした「サンポセル」というアイテムが開発され、これが今ネット上でちょっとした話題になってる。

体感で重さを90%軽減するこの商品は、現在注文が殺到しているらしい。

ぼく
ぼく

ん?ランドセルってそんな重かったかな……?

一瞬疑問に思ったのだが、すぐに気がついた。

ぼく
ぼく

ああそうか、置き勉してたからランドセルに何も入ってなかったんだ

ボクは小学校3年生ぐらいから高校の終わりまで、ずっと置き勉(教科書などを持ち帰らないこと)をしていた。

だから教科書やノートを持ち運びするのは始業式から数日と終業式までの数日だけ。

机の中はいつもグチャグチャで汚い一方で、ランドセルの中身はいつもカラッポで綺麗だった。

しかし一般的に置き勉は禁止されているらしい。

置き勉がダメな理由とはいったい何なのか?

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置き勉がダメな理由を説明できない教師

たしか小学校6年生のときだった思う。

ボクは中年の女担任に突然呼び出された。

彼女は眉間に思いきりシワをよせてこう言った。

担任
担任

柴崎さん!放課後あなたの机を見たら教科書が全部入ったままじゃないの!!

ぼく
ぼく

はい

担任
担任

いつから教科書を置きっぱなしにしてるの!?

ぼく
ぼく

始業式の日からです

担任
担任

なんで教科書を持ち帰らないの!?

逆になぜ毎日使用する教科書をいちいち持ち帰るのかが理解できなかったが、質問には素直に答えた。

ぼく
ぼく

重いからです

すると女教師は声のボリュームを上げ怒り出した。

担任
担任

みんな重くても持ち帰ってるでしょうが!!

担任
担任

そんなんだから体力がつかなくてガリガリになるの!!

ガリガリで体力がないのはもともと小食だからだ。

教科書を持ち帰ったところでガリガリなのは変わらない。

とはいえ当時のボクはとても大人しい子供だった。

心の中ではいつも反抗的で、今回も教師の言うことに1ミリも納得しなかったが、それを表に出すことは決してない。

それから1週間ぐらいはとりあえず教科書を持ち帰り、ほとぼりが冷めてからまた置き勉を再開した。

それからはとくに注意されることはなく、中学高校でも一度も問題になることはなかった。

掃除のときに何回か「柴崎くんの机重いよっ!」と言われたことはあるが。。

置き勉がダメな理由7つ

さて置き勉がダメな理由とは一体何なのか?

担任の口からは

「みんながやってるから」

「ガリガリになって体力がなくなるから」

という理由しか出てこなかったが、これはとても合理的な理由とは思えない。

担任がダメならGoogle先生に訊いてみよう。

Googleで「置き勉がダメな理由」を調べてみると、こんな理由が出てくる。

  1. 家で予習復習できない
  2. 体力がつかない
  3. そういう決まりだから
  4. 盗難される恐れがある
  5. 紛失する可能性がある
  6. 保護者あてのプリントを持ち帰らない可能性がある
  7. 掃除のときに机が重い

家で予習復習できない

まず「家で予習復習できない」について。

個人的には小学校のテストなんて授業を聞いてるだけでも満点近い点数だったため、わざわざ予習復習する必要性を感じない。

中・高時代もテストの1、2日前に勉強すれば9割以上は取れたので、テスト前だけ持ち帰れば済む話だった。

なのである程度勉強できる子にとって、[1]は置き勉がダメな理由にならない。

じゃあ勉強が苦手な子にとってはどうなのか?といえば、勉強する科目だけ持ち帰ればいいだけの話で、やはり置き勉を禁止する理由にはならない。

体力がつかない

置き勉がダメな理由

置き勉がダメな理由として「体力がつかないから」という言説もよく目にする。

だが重いモノを背負って体力がつくのは漫画の世界だけだろう。

科学的に見ればほとんど意味のない間違ったトレーニング法だ。

そういう決まりだから

「そういう決まりだから」

というのはもちろん理由になっていない。

理由も考えずルールを絶対視する思考停止人間を量産したいんだろうか?

盗難される恐れ

置き勉を禁止する理由として「盗難の危険があるから」との回答も少なくない。

しかし学校で教科書を盗む子供なんてそんなにいるだろうか?

たかが教科書を多大なリスクを冒してまで盗もうとする子供なんてまずいないだろう。

あるいは犯人が外部の人間であるとしても同じ理屈が通用する。

現に小学3年生から高校卒業までの10年間ずっと置き勉を続けていたが、何も取られることはなかった。

紛失する可能性

置き勉禁止は教科書の紛失を防ぐためとも言われる。

机の中に入れているものをなぜ紛失するのか?

誰かが盗らない限りまずあり得ない。

むしろ家に持って帰ったほうが紛失の可能性は高いだろう。

保護者あてのプリントを持ち帰らない可能性がある

「保護者あてのプリントを持ち帰らない」

というのはその子が悪いだけの話。

教科書を持って帰らないのと関係ない。

掃除のときに机が重い

「掃除のときに机が重い」

というのは確かに心当たりがある。

これはまあ……ゴメンね。。

置き勉のメリット

ランドセル反対

さて今度は置き勉のメリットを語っていこう。

置き勉のメリット
  1. 疲労軽減
  2. 忘れ物が減る
  3. 骨に余計な負荷がかからない
  4. イライラが減る

疲労軽減

カバンが軽くなれば疲労軽減につながる。

たぶんその分勉強への集中力も上がるだろう。

忘れ物が減る

ボクのように忘れ物が多い人間にとって、忘れ物が減るというのはなかなか大きい。

骨への余計な負担が減る

ランドセルのような重い荷物を背負うことは、こどもの健全な発達に影響があるとの説もある。

肩こりが原因の猫背、頭痛、腰の痛み、骨のゆがみなど、いろんな弊害があるらしい。

イライラが減る

これは僕の場合だけかもしれないが……

昔からボクは不合理な行動を強制されるのが大嫌いだった。

どうせまた使う教科書をいちいち持ち帰るなんて不合理以外の何物でもない。

さきほど述べた教科書を持ち帰るように言われた時期は、

「なんでこんな意味のないことをさせるんだ」

とイライラしたものだ。

(いま思えばこの時点からすでに社会不適合者となる素質が十分あったのだろう)

つまり置き勉はイライラを減らすメリットがあるとも言える。

置き勉の禁止にもっともな理由はない

以上のように、置き勉の禁止にはそれを正当化できるだけの合理的理由が存在しない。

置き勉がダメな理由として挙げられるものはほぼ全てが反駁可能であり、結果として残るのは「机が重くなるから」というしょうもない理由だけだ。

どう考えても置き勉はデメリットよりもメリットの方が優れている。

つまるところ、置き勉の禁止は

「ルールで決まってるからダメ」

という、ルール至上主義によるくだらない慣習に過ぎないのだろう。