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ひろゆきが大嫌いな7つの理由とホリエモンとの違い

ひろゆきとホリエモン その他いろいろ

ホリエモンと西村ひろゆき(2chの創設者)。

興味がない人からしたら同じようなイメージを持ってる人が多いかもしれない。

  • 世間とズレた考えを持っていて、たびたび人を馬鹿にしたような発言をする
  • 知識量が多い
  • 好き嫌いが分かれる

そういった意味では二人とも共通している。

また、ホリエモンとひろゆきのファン層はけっこう被っている。

このブログの性質上、おそらく読者の中にもひろゆきのファンはいると思っていいだろう。

なのでこんな記事を書くとまた読者が離れていくと思うのだが、読者に迎合した忖度記事は書きたくないのでそれも仕方ない。

僕からするとホリエモンとひろゆきは全然違う。

有吉と坂上ぐらい全く別もんだ。

そんでもってホリエモンは好きだがひろゆきは大嫌いである。

2人がどう違ってひろゆきのどこを軽蔑してるか、という話をしていこうと思う。

関連記事 なぜネットのコメントは気持ち悪いものばかりなのか

関連記事 最近よく目にする「論破」という言葉は僕が知ってる意味ではないらしい

※追記

最近ホリエモンに対する評価が変わりました……

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ひろゆきが嫌いな7つの理由

まず、ひろゆきの嫌いなところをザッとあげてみる。

  • 不要な人格否定を頻繁にする
  • 相手を故意にイラつかせる
  • 建設的な議論をしない
  • 議論相手をあとから自らの放送で馬鹿にする
  • 主張が一貫しない
  • 論理展開が雑
  • 盲目的なファンがうざい

不要な人格否定を頻繁にする

彼の議論ではたびたび主張とは無関係な人格否定が入る。

たとえば

  • ~みたいな頭の悪い人間には
  • ~のような知能が足りない人って
  • こういう読解力がない人は~
  • ~もわからない時点で

彼がなんとかの一つ覚えみたいに愛用するこういった厨二フレーズは、本来の議論とは全く関係がない。

言ってみればタダの煽(あお)りでしかないワケで、純粋に議論を交わしたいならわざわざ入れる必要性はゼロである。

もちろん聖人君子でもなければムッとして言葉使いが荒くなることもあるだろう。

ホリエモンもよく乱暴な言葉を使うが、彼はシンプルにイラついたから口が悪くなってるという印象だ。

だがひろゆきの場合は、相手にイラついたからつい乱暴な言葉を使っているようには見えない。

むしろハナから相手を小馬鹿にするのが目的で、あえて相手をイラつかせる言葉をチョイスしてるように感じる。

もっと言えば、イラついた相手を見て喜んでいるようにさえ思えてしまう。

相手を故意にイラつかせる

さらにひろゆきは人格否定のほかにも、人をイラつかせることを目的としたテクニックを使う。

典型的なのがあの”煽り顔”だ。

真剣な議論をしてる中、明らかに相手を小ばかにしたような”ニヤニヤフェイス”を浮かべる。

”こいつ何言ってんだフェイス”や”高速まばたき”も彼の得意技だ。

人をイラ立たせる煽り顔センスに関しては天才といっていいだろう。

相手側からすればこれは相当イラつく。

ただそこで感情的になってしまっては彼の思うツボなため、我慢しながら議論を進めることになる。

ひろゆきはさらに早口で矢継ぎ早に質問を投げかける。

なかなか一瞬では答えづらい質問を、短い間隔で次から次へと繰り出してくる。

「会話はキャッチボール」と例えられるが、彼は一人だけやっている球技が違う。

キャッチボールをしようとしてる相手に剛速球を投げ、さらに相手がボールを返すのを待たずに変化球やデッドボールを立て続けに投げつける。

彼の対談相手となる有識者たちは、そもそも相手を打ち負かすことが目的のディベートゲームをやりに来たワケではない。

そのため独りよがりの剛速球と煽り顔のコンボでペースを乱されてしまう。

結果として、本来ならば余裕で答えられる場面で言葉に詰まっているシーンをよく見る。

いくら知識があったところで、こうも矢継ぎ早に質問されては、たじろいでしまうのも無理はない。

論理的な思考ができるのと、こうしたディベートで相手を打ち負かす能力とはまた別の話。

ディベートに慣れているひろゆきが有利に事を運びやすいのは当然だ。

言ってみれば空手の選手にボクシングルールでボクサーと対戦させるようなもんである。

別にバラエティ番組のディベートゲームならば、こういった煽りテクニックを使うのは全く構わない。

だが専門家との真剣な対談で、話し慣れてない有識者を相手に煽り技を駆使し、あたかも相手を論破したかのように見せるのは卑怯というほかない。

論破王などというなら小手先の煽りテクニックなど使わずに正々堂々と議論してほしいものだ。

感情を乱された結果、言いたいことを言えないまま帰されてしまう有識者の方が不憫で仕方ない。

建設的な議論をしない

以上のことから分かるように、彼は議論を交わし、より良い方向へ進めようとするのが目的ではなく、議論で相手を打ち負かすことを目的にしている。

そこに建設的な議論はない。

そのため、彼はたびたび本来の主張とは関係ない枝葉の部分に絡んでくる。

いわゆる揚げ足取りだ。

相手の言いたいことは理解できるだろう場面でわざと分からないフリをしたり、相手の言葉尻をとらえて相手の動揺を誘うようなシーンが彼の議論には高頻度で出現する。

「煽り顔×ルール無視の豪速球×揚げ足取り」というコンボで畳みかけ、相手を論破したかのように見せるひろゆきの反則技は大したもんである。

ただし冷静に議論の本題を見れば、相手側は実は論破されていないというケースは結構多い。

また、重箱の隅をつつく質問をして相手を困らせたり、早口でまくし立てることでプレッシャーを与え、本来相手が話したいことを話せないようにすることは論破とは言えない。

ひろゆきにとっては自分の意見が正解であろうが不正解であろうがどうでもいいのだろう。

とにかく相手を負かしたと思えればそれでいい。

彼の議論を見ているとそう感じる。

議論相手を後から自分の放送で馬鹿にする

ここまでの話だけなら、あくまでそういうキャラを番組側も求めていて、それにひろゆきも応じてるだけ。

すなわち彼は純粋に自分の役割をまっとうしてるに過ぎない。

好意的な解釈をすればこう取れないこともない。

ただしひろゆきは対談後、自らの放送内において、対談相手がいない状況にもかかわらず、対談相手を執拗にこき下ろしている。

それも純粋な議論をしたわけはなく、相手にプレッシャーを与え、本来の主張を妨害したうえで、さらにその後当事者がいないところで相手を視聴者と一緒になって馬鹿にする。

これはもう擁護のしようがない。

最低の行為である。

ある程度の良心があれば、一度議論が終わった相手に対し、あとから自分の放送で視聴者と共にボロクソに言うような真似はまずしない。

相手がけんか腰で罵倒して来たとか、最後までひろゆきが言いたいことを言えなかった、あるいはその後相手がネット上で自分を批判してきてる、とかならまだわかる。

だが冷静に自分の意見を言おうとしてただけの専門家や、ひろゆきの批判を一切してない著名人に対しても、おかまいなしに頭が悪いだなんだと罵倒する。

一緒になって平気で罵倒してる視聴者の気が知れない。

主張が一貫しない

ひろゆきとホリエモンの違いとして大きいのは主張の一貫性だ。

賛否両論あるホリエモンだが、主張は常に一貫していて、世論がどうであろうが自分が正しいと思ったことを発信し続ける。

そこにイヤらしい損得計算はなく、良くも悪くも思ったことをそのまま口にする。

世間から総叩きにされようが一切ブレないところは彼の良いところだ。

ところがひろゆきは過去の発言を見るとたびたび矛盾が生じてくる。

昔言ってたことと真逆の主張をしていることも珍しくない。

それは彼が正解不正解などどうでもよく、相手を打ち負かすことを目的にしていることの表れだろう。

先日も某小学生ユーチューバーの話で

「社会的悪影響を考えて…」

という立派なことを言っていたが、彼のフォロワー数は某小学生ユーチューバーのフォロワー数をはるかに上回っている。

そんな影響力の大きい人物が

「自分の考えが理解できない人間は知能が低い」

というような選民思想を広めるほうが、よっぽど社会的に悪影響なのではないだろうか?

ひろゆきが及ぼす社会的な悪影響は、彼の動画に関連するコメント欄や、彼のツイートに関連するリプライを見れば一目瞭然である。

まあ社会的悪影響だなんだってのは主張をもっともらしくするための方便で、実際には社会がどうなろうが何とも思わないのだろうが。

論理展開が雑

彼の動画を見ていると毎度毎度気になるのが論理展開の雑さだ。

ごく一部の極端な例を一般化し、さもそれが普遍的な正解であるかのような論理展開をする。

だが実際には世の中の物事というのはもっと複雑であり、「AだからB」「BだからC」と短絡的に結論付けられるものはそれほど多くない。

ある主張には別の角度から見た反論が存在し、0か100では片づけられない問題というのもたくさんある。

彼のように0か100かで断言してしまうのは、エンターテイメントとして見れば爽快で面白いかもしれないが、鵜呑みにして偏った考えを持ってしまうのは危険である。

また他人にはやたら

「嘘つかないでもらえますか?」

「なんかそういうデータとかあるんですか?」

というように客観的な正確性を求める割には、彼の主張の多くに偏見や想像による決めつけが混ざっているのも気になるところだ。

盲目的なひろゆきファンがうざい

僕が西村ひろゆき以上に大嫌いなのは盲目的・・・なひろゆきファンである(ファン全員ではない)。

彼らの中にはひろゆきの悪い部分だけを取り入れてしまった人間が数多く存在する。

例を一つ上げると、自分と意見が合わない人間をすぐに馬鹿にするところだ。

これのタチが悪い所は、ひろゆきほどの知識もなければ論理的思考力もない人間が”形だけ”真似してるところ。

youtubeのコメント欄やtwitter上にはこういった例がとてもよく見られる。

たとえば専門家や著名人がひろゆきと対談した動画が上がったとする。

すると、議論に負けた(ように見える)専門家をあたかも自分が論破したかのように馬鹿にするファンのコメントがあふれかえる。

「なんでこんなゴミ呼んだんだ」

「今回の対戦相手も頭悪かったな」

こんなコメントに何百、何千といいねが押されている。

いやいや、あの人たちは俺たち凡人の何百倍も知識ある人だよ?

彼らと議論して勝つどころかマトモに議論できる人でさえ、ほとんどいないでしょ。

まさに虎の威を借る狐。

さも自分がひろゆきと同じぐらい賢くなったかのように錯覚し、ひろゆきの議論相手をこき下ろす。

twitterもまたひどい。

一度ひろゆきのターゲットにされると、彼の盲目的なファンたちがこれでもかとターゲットに口撃を加える。

内容を見てみると、見事に穴だらけの屁理屈ばかりなのだが、数に任せて自分たちが正しいという雰囲気を作る。

ターゲットを擁護する人物がいようものなら、その人のことも寄ってたかって叩きのめす。

いじめを見てるようでハッキリ言って胸くそ悪い。

ひろゆきの口調を真似した理屈っぽい(けどまったく理屈が通ってない)コメントが、より一層イラっとさせる。

先ほども言ったように社会的な悪影響で言うならこの”エセひろゆき”たちの方がよっぽど悪影響だ。

また彼を盲目的に崇拝し、あきらかに論点のズレた揚げ足取りに成功しただけのシーンを「論破だ!」と騒ぎ立てる人たちにも呆れている。

酷いときにはひろゆきが明らかに言い負かされてる時でも、盲目ファンたちの超好意的な解釈により勝ったことにしてしまう。

どんなに負けていようが、ロジックのロの字も分からない盲目ファンたちが”論破”したことにしてくれるんだから、論破王とは恐ろしいもんだ。

ひろゆきが嫌いな理由まとめ

以上、ひろゆきが大嫌いな理由と、ひろゆきの盲目ファンに対する嫌悪感を書いてきた。

彼は若い人たちの間で人気者だから、これによってまた読者が減るだろうことは想像に難くない。

またこれは偏見なのだが、

「ひろゆきが嫌いな人はホリエモンも嫌いなケースが多い」

と思ってるため、ホリエモンを話に出したのも今思えば失敗だったような気がする。

(僕からしたら両者はまったく違うのだが、同じカテゴリーに分類してる人が少なくない)

というか途中からホリエモンの存在を忘れてしまっていたので、違いをもう一度おさらいするとこんな感じだ。

ホリえもんひろゆき
罵倒感情的になって罵倒相手をイラつかせるために罵倒
主張の目的正しいと思うことを発信するため相手を打ち負かすため
主張の一貫性ありなし
性格良くも悪くも正直者良くも悪くも狡猾

ホリエモンはもちろん、ひろゆきも僕なんかと比べれば、はるかに豊富な知識を持っているのは間違いない。

エンターテイナーとして見れば、ある種の面白さがあるのも認めている。

共感できる発言が全くないワケでもない。

ただ性格面でひろゆきが嫌い、うざいと思っているだけである。

僕の中では、ひろゆきは”論破王”というよりも”相手をイラつかせるのが天才的に上手い人”というイメージだ。

純粋な議論だけで言えば、そこまで持ち上げるほどなのかは甚だ疑問である。

冷静に見ればやってることは論点そらしと揚げ足取りばかりで、褒めるところがあるとしたら知識量と煽り顔の才能ぐらいのもんだ。

くわえてその知識というのも、よくよく見ると偏っているものが少なくない。

明らかに間違った内容の話を自信満々で吹聴していることもあるため、見る側は彼の話を鵜呑みにしない方がいいだろう。

そして最近のひろゆきは随分大きな権力者になった。

twitterのフォロワー数は90万人を超えている。

彼がGOサインを出せば、フォロワーの少ない人間は彼らの盲目ファンによって一斉攻撃される。

そして主導者自身が典型的な2chねらー気質なのだからタチが悪い。

もはや論破王とは名ばかりで、叩きやすい所ばかりに絡んで、議論そのものでなくファンの数で圧倒してる”雰囲気”を作ってるイメージしかない。

なんだろう、論破してないのに数の力で論破したことにするのやめてもらっていいですか?

関連記事 最近よく目にする「論破」という言葉は僕が知ってる意味ではないらしい

※追記

最近ホリエモンに対する認識が変化しました……

コメント

  1. 通りがかりの心理オタク より:

    僕も主さんと激しく同じ意見です。
    ひろゆきは害悪でしかないと思っています。
    理由は主さんが説明されている通りだと思います。
    僕は少しばかり心理学をかじっていたのですが、
    あの人のようにヘラヘラして
    「僕はどうでもいいです」的な感じを装っている人は、
    実はものすごくプライドが高く
    自分が圧倒的に他人より優れていると
    自分に酔っている人が多いです。
    あの人は事あるごとに
    「バカ」「無能」を口にしていますが、
    それはあの人が
    世間から絶対にそう思われたくないという
    感情の強いあらわれだと思います。
    自身の能力の無さを
    心の奥底で自覚をしていて、
    他人を屁理屈で不快にし
    マウントを取り続ける事で
    自身が優能であると言い聞かせたいのだと思われます。
    彼の信者でない人で
    それに気づいている人は多いでしょうが、
    指摘して改心を試みようとする
    ヒマな人はいないでしょうから、
    相手にしないのが一番かもしれませんね。

    • シバショー シバショー より:

      コメントありがとうございます。

      ご指摘通り、彼はプライドが高く自分に酔ってるんでしょう。
      そして実は自分に自信がないがゆえに、過剰に他者を貶して自分が有能だと思わせる。
      たしかに相手にしないのが一番ですね。

      最近Youtubeを見ると、関連動画にやたら彼の切り抜き動画が出てきてます。
      SNSや全く関係ない動画のコメント欄にも彼の信者と思われる人たちが頻繁に現れ、正直かなりイライラしていました。

      でも同じような意見を持っている方がいらっしゃると分かり、すこしスッキリしました。
      ありがとうございます^^