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ボクがGotoトラベル中止に反対する12の理由

gotoトラベルを中止するというニュースがいま話題になっている。

これに対してネット上では

「対応が遅い」

「もっと早く中止するべきだった」

との意見が散乱。

しかし僕はgotoトラベルの中止に断固として反対だ。

理由はgotoトラベルを中止したほうがむしろ多くの命が失われると思ってるから。

おそらく政府も同じ考えでgotoトラベル中止を渋っていたのだろう。

しかし、医師会や国民の

「goto中止しろ!」

という声がうるさく、やむを得ず”gotoトラベル一時中断”という処置を選択してしまったのではないかと考えている。

では、なぜgotoトラベルを中止したほうが多くの命が失われると思うのか?

gotoトラベル中止に反対する12個の理由を今回は語っていく。

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gotoトラベル中止の影響を受けるのは宿泊施設だけではない

gotoトラベルを中止するといったいどれほどの人間に影響が及ぶのか?

2020年11月現在、旅行事業者数は6,638、宿泊事業者数は27,234

仮に各業者に10人の従業員がいると考えたとしも、トータルで338,720人。

彼らに家族がおり、仮に3人家族と想定すると1,016,160人もの人間に大きな影響があるといえよう。

また、gotoトラベルを中止にすれば影響を受けるのは旅行業界だけではない。

ホテルに食材を提供している業者や、お土産屋、飲食店、航空会社などなど、様々な業種が多大な損失を被ることになる。

これらを統合すれば数百万人あるいは数千万人に影響があるといってもおかしくないだろう。

gotoトラベルと陽性者数増加の相関関係がハッキリしていない

現在のコロナ陽性数増加をあたかも「gotoトラベルが原因」かのように言う人も少ないが、実際にはgotoトラベルと陽性者数増加の相関関係はホントにあるのか疑問である。

というのも、下のグラフを見てほしい。

引用:https://corona.go.jp/dashboard/

gotoトラベルを開始したのは7月22日なのだが、8月のはじめをピークとした以降、新規の陽性者数はどんどん下がっているのだ。

さらに8月後半以降はgotoトラベルを開始する以前とほぼ変わっていない。

※ちなみに8月初めに上がっているのは、同時期にPCR検査数を一気に上げたのがかなり影響していると思われる。

このデータを見るだけでも「コロナが増えた原因はgotoのせいだ」とするのは無理があるように思える。

また、実際ボクはgotoを利用してホテルに何度か泊まったが、ホテルの感染対策にはかなり気が遣われており、人が密集するような場面も一切なく、これで感染が増えるとは到底思えない。

こんなことで感染が広がるようなら、電車通勤のサラリーマンなんかいまごろコロナ感染者だらけになっている。

(あるいは実は国民のほとんどが感染しているが無症状で気づいていない=実際の致死率は発表されているよりはるかに低くなる=そもそも今ほどの対応は不必要…という可能性もある)

ではなぜ陽性者が増えたかといえば、十中八九「寒さ」が原因だろう。

インフルエンザもそうだがウイルスは基本的に寒くなると増える傾向がある。

寒くなり始める10月ごろがら陽性者が増えるのはごく自然の流れだ。

gotoトラベルに行った者の陽性率は0.0004%

gotoトラベルの利用者はこれまでに約4000万人。

そしてgotoトラベル利用者のうちコロナ陽性者数は155人。

つまりgotoトラベルに行った者のうち陽性率はたったの約0.0004%である。

これはズバリ1000000人に4人という確率になる。

つまり、100万人に4人しか感染していないにも関わらずgotoトラベルを中止して旅行業界をドンドンつぶそうとしているのが現状なわけだ。。

バカげた話だと思わないだろうか?

現に我々はこれまでの長い歴史で、今回のような過度な対応はしてきていない。

たとえば毎年インフルエンザで約3000人以上が亡くなっているが、今回のような激しい自粛をしたことは一度もないハズだ。

「コロナはまだ未知なウイルスだから」

という意見もよく目にするが、この世に未知な病気など腐るほどある。

それに今ではだいぶコロナウイルスの解明が進んでおり、陽性者数に対する亡くなった人の数は当初に比べてはるかに下がっている。

「コロナはインフルエンザよりも致死率が高い」は嘘

「コロナはインフルエンザよりも致死率が高い」

とするデータがある。

だがこのデータをそのまま鵜呑みにしてはいけない。

というのもコロナはインフルエンザよりも無症状の感染者が圧倒的に多いからだ。

無症状の感染者が多いということは、そもそも感染していても検査していない感染者が多いということ。

つまり、ホントは今報告されてる感染者の数百倍コロナ感染者がいたって決しておかしくはない。

そう考えると、実際の致死率は「今発表されてる数百分の一しかない」可能性もあるというワケだ。

「コロナは後遺症が・・・」

という者もいるが、インフルエンザどころがただの風邪にしたって、後遺症など腐るほど報告されてる。

コロナだけが特別後遺症を持つワケではない。

亡くなった人の数は他の病気の方がはるかに多い

毎日コロナの陽性者数が発表されているが、非常にバカバカしいと思っている。

2020年11月24日現在、確認されているトータルの陽性者数132081人に対して実際に亡くなった人の数は1980人という数字。確率にすると1.4%

さらに、最近では陽性者数に対する亡くなる人の数はかなり低下しており、たとえば11月22日のデータだと

  • 新規陽性者数2150人
  • 亡くなった数7人

確率で言えば0.3%となっている。

前述したように母数が実際の数とは乖離しているため、実際はこれよりもはるかに低い数値だと思って間違いない。

また人口比でいうと1980人/1億2577万人≒0.0016%

累計で10万人に1人か2人ぐらいがコロナで亡くなっているという計算になる。

ボクにはこれは経済を停めてまで防がなければいけない数字だとはとても思えない。

仮にこの数字が今の10倍ぐらいまで膨れ上がったとしてもだ。

また、下のグラフを見てほしい。

コロナ以外で亡くなった数

これはある年に一年間に亡くなった日本人の数である。

おわかりだろうか?

日本だけでも毎年約100万人以上もの人がコロナ以外で亡くなっている。

悪性新生物(ガンのこと)だけでも37万人、肺炎でも9万もの人が命を落としている。

さらに交通事故だって3500人、上のデータには載ってないが餅などを食って亡くなる人も約5000人と、コロナで亡くなった人よりも多い。

だからといって

「車に乗るのはやめろ!」

「餅を販売するのはやめろ!」

という人はまずいないハズだ。

コロナに対してこれだけ自粛を謳うならば、インフルエンザや風邪、車の運転であっても同じだけの自粛をし、訴えていなければ筋が通らないのではないか?

なぜコロナだけこんなに騒いでるかといえば、結局のところ恐怖をあおることで儲けたいマスコミにまんまと乗せられているだけというのが現状だろう。

また、SNSによる相互監視や自粛警察の存在もこれに拍車をかけていると思われる。

自殺者数の増加

不景気になると自殺者数が増えるというのはもはや常識だ。

実際2020年10月の自殺者の数は去年と比べて約3割増加

それどころか過去5年で一番多い数字を出している。

コロナで自殺者数増加の統計

今後この数はますます上昇していくと予想できるだろう。

そしてコロナの累計死者数1980人という数字は、たった1か月の自殺者数にも満たないことも自粛派の方々にはよく考えてみてほしい。

欧米人とアジア人では耐性が違うことが明らか

欧米人とアジア人でコロナに対する耐性が違うことはもはや誰の目から見ても明らかである。

ロックダウンなどの強烈な手段を取ってる国が、ゆるゆる規制の日本よりも感染者数が多いのは、どう考えても「耐性に違いがあるから」としか説明できないからだ。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-data/より引用

たとえ欧米諸国で強固な自粛政策を行っていても、そもそものコロナ耐性が違う以上、参考にする必要性は全くない。

人命か経済かというのがそもそも間違い

よく「人命を取るか経済を取るか」みたいな文面を見るが、そもそもこれは大間違い。

いまだに「自粛反対派=自分のことしか考えてない」みたいな考えを持つ者が多いことには、ただあきれるばかりだ。

今まで話してきたように「経済を回す=より多くの人命を救うこと」につながる。

「とりあえず感染が落ち着いてから経済を回せばいい」

なんてノンキなことを言ってたら、取り返しのつかないことになるのは明白だ。

そもそも過度な自粛をしようが完全にコロナを終息させるのは不可能というのは専門家の中でも共通してる見識。

ならば最低限の対策だけ個人でして、あとはできるだけ経済を回すのが最善策だろう。

今の政策は大多数の若者を犠牲にしてわずかな高齢者を救うもの

コロナで亡くなる人は高齢者がほとんどだ。

↓がそれを証明するデータである。

年代別コロナ死亡率
厚生労働省より
年齢別コロナ死亡率の統計
厚生労働省より

見れば一目瞭然。

若い人でコロナによってなくなる人はほぼ0。

そして亡くなってる人も持病を持つ人がほとんどとのこと。

さらに感染していても無症状の人が何倍もいるだろうから、実際の致死率はこれよりはるかに下がると思っていいだろう。

しかし若者が感染してもほぼ亡くなることはないにもかかわらず、多くの若者が現在自粛を強制されている。

言いかえれば

「わずかな高齢者の命のために多くの若者を犠牲にしている」

といっていいだろう。

ただでさえ高齢化社会が問題だなんだと言われているのに、さらにこれ以上若者を犠牲にして老人を救うという今の風潮は、ハッキリ言ってバカげているとしか言いようがない。

さらに身もふたもない言い方をすれば、老人はコロナでなくてもちょっとした原因で亡くなる

前述したようにモチだったり、ただの風邪でもコロッと逝ってしまうことはそれほど珍しくない。

コロナだけがとてつもなく恐ろしい病気のように扱われている今の日本は、正直異常だとしか思えない。

医療崩壊は防げる

「医療崩壊したらどうするんだ」

という意見がある。

しかし医療崩壊が起こるとすれば、それはコロナが恐ろしい病気だからというワケではなく、過度な対応をしてるから医療崩壊が起こってしまうのだ。

そもそも現在日本でインフルエンザ以下の被害しか出ていないコロナが、なぜ医療崩壊を起こすといわれているのか?

それは指定感染症2類相当に指定されているからに他ならない。

指定感染症2類に指定されていると、無症状の者もすべて隔離しなければいけない。

そのせいでベッド数が足りなくなり、医療崩壊が起こるのだ。

これを止めるには指定感染症2類から5類感染症に落とせば解決する。

そして実際に、いろんな専門家から「コロナを5類に落とせ」という話が出ているのも事実だ。

医者の7割弱が「今の2類相当にある状況は見直すべきだ」と考えているという調査結果もある。

政府はコロナをいますぐインフルエンザと同等の「5類感染症」に落とすのが聡明だろう。

命さえあればいいってもんじゃない

「命さえあればやり直せる」

そんな風潮があるが、実際はそんなことはない。

40代・50代以降で仕事を失ったら、そう簡単に再就職などできやしない。

いや、30代ですらなかなか仕事が無かったりする。

亡くなった人の数ばかりが報道されるが、実際にはその何千倍何万倍もの数の人が失業だったり、減給だったりの影響を受けている。

コロナで命を落とした人の数とは比べ物にならない数だ。

そして今までそこそこ幸せにやっていた者も、あっという間に貧困生活に追われてしまう。

その結果、ある者はメンタルを病むだろう。

あるいはある者は犯罪に手を染めるかもしれない。

実際、景気の悪化と犯罪者数の増加はハッキリと相関関係が認められてる

もしかしたらコロナで命を奪われなくても、過度な自粛のせいで生まれた犯罪者に命を奪われる可能性だってあり得ない話ではない。

「民意」ほどいい加減で無責任なものはない

今回のgoto中止におけるネット上での意見の中でよく目にしたのがこういう意見だ。

「もっと早く止めるべきだろ」

今の政府は無責任だ!」

「あまりに無策すぎる」

とにかく言いたい放題である。

しかし、リング外から匿名で好き勝手ヤジってるだけの人間が、よく「無責任」だのなんだの言えたもんだ。

政府はおそらく国民が考えている以上にいろいろ考えている。

昨今のテレビやネットの偏ったニュースばかりを鵜呑みにしてる国民とは違い、様々な角度から検討したうえで、これが最善だと思われる策を実行しているハズだ。

(国民の機嫌取りパフォーマンスばかりやってるどっかの知事みたいな者もいないこともないが)

そもそも「民意」や「世論」なんてもんはとてもいい加減だ。

ちょっと前に賛成してたものでも、ちょっとマスコミが煽ればすぐに反対に変わる。

たとえばちょっと前にもこんなことがあった。

ちょうど安倍総理がやめた途端、連日イカれたように流れていたコロナ関連ニュースが急に激減したころである。

「リスクが0でない以上、自粛しないのは人の命を奪ってるのと同じですよ!」

などと抜かしていた某有名人が、テレビであまりコロナのニュースを扱わなくなるや否や、友人と旅行に行った写真を恥ずかしげもなくSNSに公開していた。

友人と頬がふれるぐらい密着し、おまけにノーマスク状態。

・・・数週間前に自分の言ったことを忘れたのだろうか?

コロナをニュースでやらなくなろうが、リスクは別に0にはなっていない。

結局彼女の発言には自分の考えに基づいた信念などまったくなく、ただニュースで煽られていたから「自粛だ自粛だ」と騒いでいたにすぎなかったのだ。

そしてこの現象は彼女だけではなく、Twitter上のあちこちで見られた。

ゼロリスクなどハナからあり得ない

上の某有名人のように

「リスクが0じゃない以上・・・」

というコメントを最近ネット上でよく見かけるが、ハッキリ言ってこんな発言をしてる時点で話にならない。

0リスクなどハナからあり得ないからだ。

たとえばただ「外に出る」という行為だけでも「交通事故にあうリスク」や「風邪をひくリスク」「暴漢に襲われるリスク」など、数え上げればキリがないほどのリスクがある。

とくに「交通事故のリスク」なんかは前述のとおり、コロナで亡くなるリスクよりもはるかに高い。

また「風邪をひくリスク」はコロナ以前からずっと存在し、今リスク0にしろだなんだと抜かしている者も、過去に老人に風邪をうつして命を奪ってる可能性だって0じゃないのだ。

それでもどうしてもリスクを0にしようと思えば、外に出ないという選択しかなくなる。

しかし外に出なければ今度は、金がなくなるリスク、病気になるリスク、コミュニケーション能力が落ちるリスクなど、また別のリスクが生まれる。

要するに、生きている以上、そもそもリスク0にするなんてあり得ない話だということである。

そして今回のgoto中止でいえば、以下のリスクが生じることになる。

  • 旅行業界で働く人の失業リスク、減給リスク
  • 旅行業界の落ち込みで間接的影響を受ける人の失業・減給リスク
  • 過度な自粛ムードによる精神的ストレスで心身を壊すリスク
  • 失業による治安の悪化リスク
  • これらが原因で自ら命を絶つリスク

これらはほんの一例で、まだまだgoto中止で生じるリスクをあげればキリがない。

そしてこれらのリスクがコロナ感染リスクよりもはるかに大きいと考えるから、ボクはgoto中止に反対しているというワケ。

根拠は今までに述べてきた通りだ。

おわりに

以上、gotoトラベル中止に反対する理由を語らせてもらった。

コロナ初期に「正しく恐れよう」なんて言葉があったが、今の世の中を見ていると、明らかに「必要以上に恐れてる」としかボクには思えない。

ちなみに今回は文体がいつもと全然違うが、こっちの方が腹の底からの意見を書きやすいため、あえてそうした。