先日映画館で「4DX」を初めて見てきました。
4DXというのは風・匂い・振動・霧などを同時体験できる次世代の映画上映システムのこと。
ふつうの映画よりも1,000円ぐらい高い料金設定になっています。
結論から言うと
もう二度と利用することはないだろう
と感じるシステムでした。
※ここから先は延々とグチが続くので4DXが好きな方は引き返しましょう
初めての4DX映画はコナン
今回4DXで見た映画は「名探偵コナン」の最新作。
30代のおっさんが平日の昼間から1人でコナンを見るのは少し気恥ずかしさもありましたが、映画が始まってしまえば周りの目はまったく気になりません。
(コナン自体は面白かったです。もちろんこの先ネタバレは無し)
会場の照明が暗くなり、いよいよ映画が始まります。
ドキドキ……
始まった!!
スクリーンに映し出されたのはバイクに乗る謎の外国人。
しかもアニメじゃなくて完全に実写。
……30秒ぐらい経ってCMだとわかりました。
ヒヤヒヤするから本編っぽい始まり方するのやめてよ。
4DXの感想
前置きが長くなっちゃいました。
ここからが4DXの感想です。
4DXにはいろいろな演出がありますが、今回とくに印象が強かったのは以下の5つ。
- モーション
- ミスト
- フラッシュ
- エアー
- ウィンド
ひとつずつ感想を述べていきましょう。
モーション
映画が始まって最初に驚いたのは「モーション」と呼ばれる座席の激しい揺れ。
絶叫アトラクションかな?ってぐらい暴れます。
あまりの激しさにシートベルトがないか探しました。
ここまで揺れてしまうと座席から振り落とされないようにするのに必死で映画の内容がまったく入ってきません。
マグニチュードで言ったら18ぐらいあるんじゃないかな?知らんけど。
ミスト
4DXの演出の一つに「ミスト」というのもあります。
体感としては霧吹きで顔に水をかけられたような感覚ですね。
海が出てくるシーンになると頻繁にぶっかけられます。
物語の中に入り込んだような臨場感は一切なく、映画とは関係ないところでただ水をかけられてる印象でした。
フラッシュ
フラッシュとは会場全体が点滅する演出。
これも映画との一体感がなく、ただ会場の照明をON/OFFしてるだけのようなチグハグ感があります。
エアー
エアーとは顔や耳元に空気を吹きかけられる演出。
いきなり耳元で「ピシュ!!」という音が鳴るので、思わず声が出そうになるほどビクッとしてしまいます。
正直これも鑑賞の妨げにしかなりませんでした。
ウィンド
ウィンドという演出では会場全体に冷たい風が吹きます。
僕みたいなガリガリからすると寒いんですよね。
初めて4DXを見た感想まとめ
初めて4DXを見た感想は
「1000円多く払ってまで見るもんじゃなかったな」
という一言に尽きます。
しかしネットで4DXの評判を見ると、意外にも好意的なコメントのほうが多い様子。
僕の感性がズレてるのかな?
わかりやすく例えるなら、僕にとって4DXは隣りに座った騒がしいヤツが邪魔ばかりしてくるような感覚でした。
臨場感が売りのはずですが、むしろ演出が起こるたびに現実世界に引き戻されて物語への没入を妨げられてしまいます。
もし途中で4DXの演出をオフにできるなら開始30秒でオフにしてましたね。
……とはいえ、こんな愚痴しか言わないおっさんの戯言など大して参考にならないので、自分の目で実際に体験してみるのが一番です。
僕の感性がおかしいだけの可能性は大いにありますから。
あと念のためもう一度言っておくと、コナン自体は面白かったので文句なしにオススメですよ。