最近ネット上でよく見かける言葉がある。
「売名行為」という言葉だ。
その名の通り、自分の名前を売る(有名にする)ためにする行動を指す。
批判として使われることが多い言葉だが、そもそも売名行為の何が悪いのかさっぱり分からない。
芸能人が自分の名前を売るのは当たり前だよね?
売名行為の何が悪い
いや、芸能人どころか一般社会でも、モノを売るためには、まず自社の存在を知ってもらうことが一番重要であり、基本中の基本。
より多くの人に自分たちの商品を知ってもらうため名前を売る。
ごくごく自然のことで、それを批判されたら商売なんて成立しない。
芸能人も同じだ。
芸能界で成功するためには、まず多くの人に名前を知られなければ話にならない。
自分の存在を知られるために、あれこれ工夫するのは至極当然のこと。
いったい売名行為の何が悪いっていうのさ?
「売名行為」って言葉使いたいだけだろ
芸能人が募金したことを公表すると必ず
「偽善だ」
「売名行為だ」
という声が上がる。
まず「売名行為」との批判に対しては
「おまえホントに売名の意味知ってんの?」
って言いたくなる。
名前が売れてないマイナーなタレントに言うならまだしも、募金したことが記事にされるような芸能人って、とっくに名前売れてんだよね。
誰もが知ってるような芸能人に対して「売名だ!」っていうのは、さすがに脳みそ腐ってんのかと思ってしまう。
偽善の何が悪い
次に「偽善だ」との批判に関して。
仮に好感度を上げるためや自分への注目度をあげるための募金だとする。
でもそれって別に悪い事じゃないよね?
偽善だろうが実際にお金は入ってくるワケだから、募金を受け取る側からすれば有難いことに変わりはない。
偽善だなんだ言って1円も払わない人よりも確実に人の役に立ってるワケだ。
むしろ募金した人を中傷する人間の方が、はるかに性格が悪いし、受け取る側からしたら迷惑以外の何物でもないだろう。
悪い売名行為
ただし「悪い売名行為」というのが存在しないこともない。
たとえば「へずまりゅう」などを筆頭とする迷惑youtuberだ。
彼らはあえて他人に迷惑をかけて、炎上させることにより名前を売る。
名前を売るためならモラルなどお構いなし。
こういうのは売名行為として批判してもいい例といえるだろう。
ただ彼らのようなケースだと、誰がどう見ても売名目的の炎上だと分かるので、わざわざ「売名行為だ!」と批判するのも当たり前すぎてナンセンスではある。
例えるなら、イチローを見て
「イチローってすごいバッターなんだよ!」
というようなもの。
みんなが知ってることを得意げに言う必要はない。
まとめ
以上のように、ビジネスにおいて売名行為というのは当たり前の行動であり、批判するようなモノではないことがほとんどである。
とんちんかんなレッテル貼りをして、有名人の足を引っ張るのもたいがいにして欲しいもんだ。