バイクの盗難って怖いですよね。
バイクの盗難の数は年々減少傾向にありますが、それでも警視庁のホームページによると去年(平成30年)のバイク盗難件数は1年間で15,292台もあったそうです。
その前の年は20,184件なので約4分の3に減少はしていますが、それでも1日約40件ものバイクが盗まれている計算になります。
5年前は1年で5万件以上あったみたいだからだいぶ減ってはいるみたいね
そこで今回は大事なバイクを盗難から守るためのおすすめ盗難グッズや盗難対策を紹介します。
盗難されたバイクはほとんど帰ってこない?
警視庁による平成29年のデータだと盗難発生数20,184件に対して、検挙件数3,017件となっています。
つまり盗まれたバイクの数に対して約15%しか捕まっていないことになります。
ところがこの資料にはもう一つ「還付数」(本人に戻ってきたバイクの数)というデータがあり、8494台のバイクが持ち主に還付されています。
計算すると還付数は約42%になり、盗まれたバイクのうち約42%が持ち主に戻ってきていることになります。
検挙数より還付数の方がかなり多いんだね
なぜ検挙数より還付数が多いかというと、バイクを盗んだ犯人は途中で乗り捨てることが結構あるんですよね。
どうやらさんざん乗り回したあげく、飽きてそのへんに捨てるという事が多いようです。とくにカギの抜き忘れでとられたバイクの場合はその傾向が高いですね。
ただ、42%が戻ってくるといってもボロボロに壊されて発見されることも多いので、結局1回盗られたバイクが元の状態で戻ってくるということは正直あまり期待できません。
一度盗まれたバイクが元の状態で戻ってくる確率は低い
バイクの盗難が怖い人におすすめの4つのアイテム
ではバイクの盗難を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
そこでバイクを取られないための盗難対策グッズを紹介します。
バイクカバー
バイクを窃盗する犯人はまずバイクの車種を確認します。高く売れるものかどうか判断するためです。
バイクカバーがしてあれば、わざわざカバーを取る手間や見つかるリスクを恐れて、窃盗犯は犯行を断念するケースも多いようです。
カバー自体は高いものではなく、その割に盗難防止効果も高いのでおすすめのアイテムですね。
また、バイクカバーには雨によるサビや汚れなどを防ぐおまけ効果もあります。
ディスクロック
ディスクロックとはブレーキローターに装着して盗難を防ぐアイテムです。
コンパクトなため持ち運びやすいのが特徴です。
ですが逆にそのコンパクトさから、ロックをかけた本人がつけていることを忘れて発進しバイクを転倒させてしまうケースもよくあるようです。
また、持っているバイクのブレーキがドラムブレーキの場合は使用できないので注意です。
下のディスクロックは外し忘れ防止のワイヤーがついてるので安心
チェーンロック
ある程度の強靭さをもち、盗難されそうになったときに時間稼ぎをしてくれます。窃盗犯はとにかく人目を避けたがるので、切断に時間がかかりそうな場合、犯行をあきらめることも多いようです。
ただ、大きくて重いものが多く、持ち運びはやや大変です。
アラームロック
アラームロックは振動を感知すると大きな音量の警報音を鳴らします。犯人は目立つことを極力避けたがるので大音量の警報はかなり有効です。
どんなに盗難対策しても盗られるときは盗られる
以上の4つのアイテムを使用すれば盗難のリスクはかなり下げられます。出来心で盗むクソガキなんかに対してはこれだけでほとんどの犯行を防げるでしょう。
ただし、窃盗のプロが相手だと、上で紹介した盗難対策グッズを使っても、残念ながら絶対に盗られないというわけではありません。
さまざまな方法を駆使し、上の盗難対策アイテムをも破壊しバイクを盗むプロ窃盗集団も残念なことにこの世の中には存在します。
しかも彼らに盗られたバイクはバラバラに分解されて海外に売られてしまうそうです。
なんて最低なやつらだ!
いざという時のためにバイクの盗難保険に入っておこう
そこでいざという時のために盗難保険に入っておくのがおすすめです。
盗難保険とはバイクが盗難にあった場合に損害金額が補償されるサービスです。バイク車両だけでなくバイクのパーツの一部が盗まれた場合でも保険が効きます。
安いものだと年会費数千円から入れるものもあるので、入っていない人はぜひ検討したいところです。
高いバイクの場合は特に入っておいた方がいいね
バイクを盗まれにくくする保管方法
バイクを盗まれないためにはバイクを保管する場所も大切になってきます。家の前やマンションの駐輪場など人の目につきやすい場所に置いてある場合、やはり盗難にあう確率は上がってしまいます。
そこでおすすめなのが貸しコンテナ(トランクルーム)を利用する方法です。
貸しコンテナでは月1万~2万程度でバイクをコンテナ内に入れることができます。コンテナ内は外からはのぞけないので、窃盗犯の目につく可能性が格段に減ります。
おまけにコンテナ自体の防犯性能が高いため、そうそう簡単に盗まれることはありません。
コンテナは保管場所としてはかなり安心できるね
絶対にバイクを盗まれない方法
実はほぼ絶対にバイクを盗まれない方法というのもあります。それは家の中にバイクを持ち込むという方法です。
「そんなの一部の大きい家しかできないでしょ?」
って思うかもしれませんが、↓のバイクなら小さい家でも折りたたんで室内に保管することが可能です。
これはブレイズスマートevという折りたたみ電動バイクです。
最高速度が30kmしか出ないという大きなデメリットがありますが、ちょっとした買い物や通勤通学程度ならこれでも十分です。どうしても盗難が怖いという人でもこのバイクなら家で保管することができるので心配いりません。
意外と多いヘルメットの盗難はこれで対応
バイク本体の盗難以外にも意外と多いのがヘルメットの盗難です。駐車場にバイクを停めた時、ミラーにヘルメットをかけっぱなしにするライダーってけっこうよく見かけますよね。
でもあれでヘルメットを盗難されたっていうケースは結構多いみたいです。ヘルメットを買う金もないガキが盗るんでしょうね。
そこで便利なのがこれ。
僕も使用しているワイヤーロックです。
ダイヤル式なので3桁の番号を設定するだけですぐに使えます。
おまけに値段も1000円台とリーズナブルなので気軽に購入できます。
バイク盗難の4分の1がキーの抜き忘れ!?
実はバイクの盗難の4分の1はキーの抜き忘れによるものだそうです。
たとえば警視庁による平成29年のデータだと盗難にあったバイク20189件のうち5604件すなわち約28パーセントがキーを差しっぱなしにした状態だったそうです。
僕も何度かキーを抜き忘れた経験があるので気を付けるようにしたいです。
普段より荷物が多い時とかに忘れがちだけどホント気をつけたいね
おわりに
以前に比べ少なくなってきているとはいえ、今でも毎年1万以上のバイクが盗まれています。
怖いですがもしかしたら窃盗犯はあなたのすぐそばにいるかもしれません。実際、僕もバイク本体ではありませんが盗難にあいました。
盗られてから後悔しても遅いのでできる限りの盗難対策はしておきましょう。