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ジムに行ってないのに会費だけ払い続けた男

ジムに行ってないのに会費だけ払う男 その他いろいろ

昔ね、20歳ぐらいのときかな?

コナミのスポーツジムに入会したんですよ。

体鍛えようっていう目的もあったんだけど、それ以上にプールで泳ぎたかったのが一番の目的。

小さい頃6年ぐらいスイミングやってて、運動音痴のボクでも泳ぐのだけは得意だったのね。

でね、コナミには”プール専門会員”みたいのがあって、トレーニング器具とかは使えないけどプールだけ利用できるっていう会員があったの。

いつでも好きな時に使っていいってヤツで、月8000円だったかな?

それに入会しました。

ジムのプールって結構空いててマイペースで泳げるんですよね。

久しぶりに全力で泳いでみたら、そりゃもう超気持ちいいっすよ。

「毎日通って北島康介ボディ目指すぜ!」

ってぐらいの勢いでした。初日は。

でも3日目ぐらいかな?

「行くのめんどくせーな」

って気持ちが心の99%を占めるようになりました。

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ジム行ってないのに会費だけ払う男

まだ入会して1、2週間ぐらいだったんだけど、もうすでにジムに行きたくない。

いやでも月謝8000円と入会金も払っちゃったし、行かないともったいないよなぁ。

泳ぐの自体は楽しいし、体にもいいしなぁ。

まあ今週はちょっと疲れてるから、来週なったら行くか!

…とかなんとか思って、最初の月は4回ぐらい行ったのかな?

で、次の月になって、また1回泳ぎに行って。

やっぱり泳いでると楽しいんですよ。

泳ぎ終わったあとは何も言えなくなるぐらい充実感あるし。

「よっしゃ!これから毎日通うか!」

って感じでその日は終わるんですよ。

でも翌日になるとメッチャ面倒くさくなってるんですよね。

「今日は疲れてるからいいや。明日行こう」

「今日は寒いから明日にしよう」

そういいながら2ヶ月目は結局1回しか行かずに終わりました。

このあたりからね、もう辞めたほうがいいんじゃないかっていう気持ちがすごい出てくるんですよ。

どうせ行かないし月謝もったいねーよって。

でもそれと同時に辞めたらもったいなっていう気持ちもあるんですよね。

辞めなかったのはこんな理由です↓

  • せっかく入会金と月謝払ったのにもったいない
  • 泳ぎたい気持ちはある
  • 明日から本気出すかもしれない
  • っていうか退会の手続きするのがメンドイ

そんなこんなで結局1年ぐらい会員を続けたんですよ。

3ヶ月目から1回も行ってないんだけどね。

全くジムに行ってないのに会費だけ1年間払い続けるという、今思い返すと最高にあほな行動をしてました。

なぜジムに行ってないのに会費を払い続けたのか

ジムに行ってないのに会費だけ払う男

なぜジムに行ってないのに会費を払い続けたのか?

自分なりに当時の心理を分析してみます。

これは多分『サンクコスト効果ってやつですね。

サンクコスト効果っていうのは自分が浪費したコストを取り戻そうとして非合理的な行動をとってしまうっていう経済学用語です。

たとえばこんな話。

ある日、5000円のゲームソフトを買った。

最初の30分ぐらいでクソゲーだと気づいたんだけど、5000円払ったのにここで辞めてしまうのはもったいない。

結局50時間ぐらいかけて退屈なゲームをクリアした。

この場合、最初の30分時点で辞めておけば、5000円と30分の損失だけで済んだのに、元を取ろうとした結果、5000円と50時間の損失をしちゃったんです。

元を取ろうっていうのは非合理的な行動で、損失を余計でかくするだけなんですよね。

…でもこういうのって多かれ少なかれみんな経験してると思うんですよ。

僕がジムに行ってないのに会費だけ払い続けた話もこれと一緒。

ホントは最初に面倒くさいと思った時点でやめておけばよかったんです。

入会金と月謝8000円の元を取ろうとした結果、結局10万ぐらいドブに捨てたわけですからね。

続ければ続けるほど損した額も大きくなり、その分元を取らなきゃという気持ちも大きくなる。

だから心理的には不自然なことじゃないんですけど、まあでもやっぱアホっすね。

おわり

以上、ジムに行ってないのに会費だけ払い続けた男の物語でした。

実はこういう感じのアホな行動をほかにも腐るほどやらかしてるんだけど、それはまた別の記事で話すことにします。

この記事なんかは10万以上ドブに捨てた話ですね↓