ネット上にはこんな俗説があるという。
「ぼっちは歩くのが速い」
ぼっち歴30年越えのボクに言わせてもらえば、これは俗説っていうか事実だ。
現に街を歩いてても、ボクより歩くのが速いヤツはほとんど見かけない。
大学時代なんか完全に無双状態だ。
駅から学校に着くまでの間に何百人もの学生たちを置き去りにしていった。
半年に一回ぐらい、ボクより歩くのが速いヤツを見かけることもある。
だがそいつも半端ない「ぼっちオーラ」を身にまとっていることから99%ぼっちであると思われる。
あるいは競歩の選手かなんかだろう。
では一体なぜこんなにぼっちは歩くのが速いのだろうか?
ぼっちの歩く速さが尋常でない理由を自分の胸に聞いてみた。
なんでぼっちは歩くのが速いんですか?
ぼっちの歩くスピードが速いのには、たぶん4個ぐらい理由がある。
さっそく一個ずつ順番に答えていこう。
友達がいないから歩くことに集中する
友達がいないボッチは必然的に歩くことに集中する。
会話を楽しみながら歩くリア充よりも、歩く以外に何もしてないボッチの歩くスピードが速いのは当然といえるだろう。
ぼっち歴が長ければ長いほど、速く歩くクセが定着するため、熟練したぼっちとリア充との歩行速度の差はどえらいことになる。
ストーカーだと思われるんじゃないかという被害妄想
数メートル先を女性が歩いていたとする。
たまたま歩くスピードが自分と同じだとしよう。
すると、僕のようなネガティブぼっちにはこんな疑念がわいてくる。
「ずっとうしろを歩いてたらストーカーだと思われるんじゃないだろうか?」
「変なボッチにあとつけられてキモい!…とか思われるんじゃないか?」
・・・そう思い始めたらとる行動は一つしかない。
前を歩いてる女性をすみやかに抜くのだ。
中途半端なスピードで抜くと、並走する時間が長くなって、これまた気持ち悪いと思われるんじゃないかという疑念が浮かんでくる。
だからメチャクチャ速いスピードで追い抜く。
追い抜いた後、また追いつかれるようなことになると
「あのぼっち私を抜かした後にわざとペース落としてきてキモい」
とか思われそうだから、ペースは一切落とせない。
抜いた時の超ハイスピードを維持したまま歩き続けることになる。
こうして「尋常じゃないぐらい歩くのが速いぼっち」が誕生するのだ。
一本でも早い電車に乗りたい
ぼっちは時刻表をリア充よりも早い段階で覚える。
なぜなら毎日まっすぐ家に帰るからだ。
授業が終わったら誰かとおしゃべりしたり、友達と待ち合わせをしたり、帰りにどこかに寄り道したり…というのがボッチにはまったくない。
授業が終わったら速攻で駅まで歩く。
そこに時間のズレが生じる理由はなく、ゆえにボッチは毎回決まった電車に乗るため、自然と電車がくる時刻を覚えてしまうのだ。
そして時刻表を覚えると同時に、ちょっと早いペースで歩けば通常より一本早い電車に乗れることに気が付く。
ぼっちは1秒でも早く家に帰りたいため、駅まで急いで歩くのだ。
イライラを足にぶつけてる
ぼっちはイライラしてることが多い。
友達がいないため愚痴も吐けず、不満やストレスは全部自分ひとりの中にたまっていくからだ。
「前歩いてるヤツおせぇんだよ」
「横に広がって道ふさぐんじゃねーよ」
「なんであんな奴に彼女ができて俺にできないんだ」
「うらやましいだろうがコラ」
そんなストレスをぼっちは足にぶつける。
怒りのエネルギーを足に八つ当たりさせることで、ぼっちは一般人よりも速く歩けるのだ。
まとめ:ぼっちは歩くのが速い
まあ結局何が言いたいかっていうと、
ぼっちは歩くのが速い
ってことです。
(※ただし走るのは遅い)