最近「有名税」っていうおかしい言葉をよく聞く。
要は
「高い給料もらってんだから誹謗中傷されるのは当然だ」
っていうワケのわからない理屈だ。
有名税はおかしい
なぜ
「高い給料もらっている=誹謗中傷が当然」
になるのか意味が分からない。
全くつながらないよね?
高い給料もらってるのが気に入らない
それって結局ただの嫉妬じゃん?
嫉妬した挙句、さらに叩いてる自分を正当化するという
、、なんともあきれた屁理屈だ
もっといえば高い給料を払ってるのは誹謗中傷している彼らではない
企業の人間たちだ。
そして企業にとっては高い給料を払うだけの見返りがあるから支払っているわけで、
言ってみればそれだけで需給は成立してるわけだ
にもかかわらず金も支払ってないまったくの部外者が誹謗中傷した挙句、「有名税」とかいう誰が言い出したかもわからない意味不明なワードで誹謗中傷を正当化しようとする。
これは明らかにおかしな話だと思うのは僕だけだろうか?
普段好き勝手言ってるくせに文句を言うなは通用しない?
有名税という言葉を好んで使う輩の中にはこんなことをいう輩がいる。
「普段好き勝手言ってるくせに自分に対する批判は受け付けないっていうのは通用しない」
これを言われる対象がね、昼の番組の某司会者とかだったらわからなくもない。
あの某司会者は確かに好き勝手言い放題だ。批判されても仕方ないところはある。
でも、
「え?この人とくに好き勝手言ってる印象ないけど?」
みたいな人にまでこのフレーズで「有名税」を認めさせようとする。
こういう輩はとにかく「有名人」というものが気に入らないだけだろう。
それにね、
「好き勝手言ってるやつは好き勝手言われても仕方ない」
っていう言葉は匿名で好き勝手書いている自分たちにもそのまま当てはまる訳だ。
しかし、いざ自分が集中砲火を浴びてまともな精神状態でいられる者などほとんといないだろう。
要は
「自分がされて嫌なことは他人にしない」
っていう人としての基本的な思いやりが欠けてるわけ。
芸能人だって一人の人間なんだぜ?
有名税=ただの嫉妬?
話を戻すが、彼らがなぜ芸能人を気に入らないかと言ったら、先ほど言ったようにおそらく「嫉妬」がほとんどだろう。
楽しそうにバラエティではしゃいで、
ファンからチヤホヤされて、
その上高い給料をもらってる。
全部自分がやりたくてもできないことだから、悔しくて仕方ないのだ。
一見、楽して稼いでるように見えてとにかく気に入らないのだろう。
でも芸能人といってもそんな甘いものではない。
ほとんどの人が長い下積みを経て、やっとその地位まで上がってきたわけで、華やかに見える芸能界のトップのほんの一部分だけがそういった恩恵を受けられるのである。
そんな華やかな芸能界を夢見る者たちの9割以上が、日の目を見ることなく散っていく厳しい実力社会なのだ。
中には大した努力もなく、生まれつきの才能だけでステージに立っている者もいるかもしれない。
それでもその人にはそれだけの魅力があり、それによって心を満たすファンや、対価を得られる企業がいるからそれが成立しているのだ。
彼らは別に悪いことをしているわけではない。
むしろ多くの人に「癒し」や「夢」を提供し役立っているワケだ。
有能な人間が高い給料をもらえるのは有名人に限った話ではない
また、これは有名人に限った話ではない。
一般的な会社でもそうだ。
営業成績の高い人間ほど人気があり、給料も多くもらえる。
その分会社に貢献してるわけだから給料が高いのは当然なわけだ。
それに対し、
「営業成績の高い人間に対してなら好き勝手言っていい」
なんて馬鹿げた話はあり得ないだろう。
大した成績も挙げていない者が優秀な成績を上げた者を悪く言う。
これほどみっともないことはない。
有名人を過剰に叩くのはおかしい
そもそも有名人をそこまで叩く意味が分からない。
たとえば「不倫」だとか、「脱税」だとかで執拗なまでに叩いてるのを見ると
「それがあなたになんか不利益あるの?」
って問いたくなる。
不倫の被害者が怒るならともかく、全然関係ない第三者がなんでこんな怒れるの?って
いや、あなたにとって別になんの不利益もないじゃん?
「脱税」に関しても、もちろんそりゃ犯罪だし、悪いことだっていうのは前提だけど、
「そこまで君が怒る必要あるの?」
「直接迷惑受けたわけじゃないのになんでそこまで叩くの?」
ってぐらいにとにかく完膚なきまでに集団で叩き続ける。
日本中から言葉の暴力を浴び続けることで本人がどれほどの精神ダメージを受けるかは、もはや想像もつかない。
結局あなたのストレス解消の捌け口に有名人を利用してるだけじゃないんですか?
「有名税」というくだらない概念がスターの出現を止めてしまう
有名人なら何言っても構わない。
有名人にプライベートなんか必要ない。
有名人なら日本中の人間から言葉の暴力を浴びるのも仕方ない。
こんな世論がはびこってしまっては、これから「有名になりたい」と思ってるスターの卵たちも躊躇(ちゅうちょ)してしまうのではないだろうか。
「アイドルになりたい」
「ロックスターになりたい」
「有名な俳優、女優になりたい」
「あこがれのあの有名人みたいになりたい」
こういった夢って純粋ですごい素敵なものだと思う。
今芸能界にいるスターたちだってこういう感じの気持ちを持って芸能界に入ったはずだ。
そしてこのスターたちは実際にボクたちの「癒し」になったり「支え」になったり、時には「笑い」を提供してくれたりと、いろいろな場面で世界の役にたっている。
なんでそんな彼らが「有名税」なんていうものを背負わなければならないのか。
批判されるのがイヤなら最初から芸能人になるな?
また、こんな意見もよく目にする
「批判されるのがイヤなら最初から芸能人になるな!」
まるで自分たちの誹謗中傷を正当化するようなあきれたセリフに思えてならない。
まっとうな理由のある批判ならまだわかるが、ほとんどはただの誹謗中傷に過ぎないからだ。
「批判が受け入れられないなら芸能人になるな」
なんてのははっきりいって暴論だ。
批判されるのがイヤだってのは誰だってそうであり、いわば人間として当然の感情だと思う。
先ほど言ったように純粋に
「あこがれの芸能界に入りたい」
という純粋な夢を持った子たちが芸能界を目指して何が悪いんだ。
なぜ誹謗中傷を受け入れなければ夢を諦めなければならないんだ?
悪いのは100%誹謗中傷をする人間でしょ?
自分の痛みに敏感だからこそ、人の痛みもわかる。
「批判されるのがイヤだ」
っていう感情は人間らしく、そういった「普通の感情」を持っている人間だからこそ発信できることだってたくさんあるはずだ。
とくにアーティストや芸人さんなんかは繊細な人が多いから、心無い誹謗中傷で精神をやられてしまう人も少なくないだろう。
まとめ:有名税という意味不明な概念の正体
結局のところ有名税とは
「有名人に嫉妬した者たちが、誹謗中傷を正当化するために使う言い訳」
でしかないっていうのがボクの見解です。
有名人は僕らに対して、
「癒し」「笑い」「共感」
といった価値を提供してくれている。
そして企業にとっては
「広告」
として十分な価値があるからその対価を支払っているだけの話である。
言ってみればその時点でもう交換関係は成り立ってるワケ。
そこに「有名税」なんていう意味不明な負担を課せられる必要性はないわけだ。
ってなわけでボクは「有名税」って言葉が
大嫌い
なワケであります。